2月7日(月)オンライン学校集会 校長先生のお話
- 公開日
- 2022/02/07
- 更新日
- 2022/02/07
校長室
本日午後、オンライン全校集会があり、校長先生のお話がありましたので、その概要を紹介します。
<校長先生のお話の概要>
2月になって一週間がたった。3年生は私立高校の入試が終わり、結果が届いた頃だと思う。卒業式までもう1カ月を切った。
1・2年生はもうすぐ学年末テスト範囲の発表である。どの学年も3学期の締めくくりをしっかりとして、次の学年でよいスタートが切れるようにしてほしいと思う。
12月5日にiプラザで元中日ドラゴンズの投手であった山本昌さんの講演会があった。私も何人かの先生と一緒に山本昌さんのお話を聴きに行った。中部中の生徒も何人か講演会を聴きに来ていたように思う。
山本昌さんの講演会の演題は「継続する心」というものであった。
山本昌さんといえば、元中日ドラゴンズの投手で、通算219勝し、数々のタイトルを獲得し、50歳まで現役を続けたレジェンドで、さまざまな最年長記録を持っている大投手である。
しかし、山本昌さんは野球のエリートではなかった。小中学校時代は補欠で、野球は中学校でやめるつもりだったのに、最後の夏の大会でケガをしたエースの代わりに投げたことで、高校から声がかかり、野球を続けたそうである。
高校を卒業するときは、プロのスカウトが誰も来ないのに、中日ドラゴンズにドラフト5位指名され、プロ野球の世界に入った。プロ入り後も練習についていけずに、3年目まで1軍で勝つことはできなかった。
ガニ股投球フォームで、球速も130キロ台しかなかった。星野仙一さんが、中日の監督になり初めて山本昌投手の練習を見て、「あれが全力投球だというやないか。あまりに遅い球でびっくりしたよ。」と語っていたそうである。
決してエリートではなかった山本昌さんが、最後には球界のレジェンドになり、大投手になれたのだろうか。その理由は、山本昌さんが後に語った言葉からもわかると思う。
〇球が速くなくて、見てくれもよくないが、いろんなことを駆使(くし)すれば勝てる。必ず技術は上がるし、あきらめる必要はない。
いろんなことを駆使するというのは、例えば山本さんが常にやっていた次のようなことをさしていると思う。
・制球力を磨く
・ベストなフームを追い求める。
・スクリューボールという変化球を磨く。
・あくなき探求心で攻め方を考える。
〇頑張っていればなんとかなる。トライすれば風穴は開く。努力をやめた時が終わりなんだ。
山本さんは、「継続する心」を大事にし、「焦らず一歩一歩進む」という生き方を貫いて、大投手になったのだと思う。
「継続する心」とは、「毎日地道な努力を積み重ね、やり通すこと」と講演会でもお話されていた。
中中生のみなさんも、山本昌さんの生き方を参考にして、「継続する心」を大事にして目標に向かって頑張ってほしいと思う。