中部中日記

6月28日(月)学校集会 校長先生のお話

公開日
2021/06/28
更新日
2021/06/28

校長室

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本日、ズームによるオンライン学校集会があり、校長先生のお話がありました。お話の概要を紹介します。

<お話の概要>
 土曜日に西尾張陸上競技大会が陸上競技場で行われ、中部中学校からもたくさんの生徒が参加し、がんばってくれた。3人の生徒が県大会出場を決めた。
大会会場の様子を見ていて、自分が出場する競技の一瞬に向けて、きちんと調整できたかどうかが勝負の分かれ目であるなあと感じた。その一瞬に向けて調整し、自分のベストが出せるようにすることが大事である。

 期末テストが終わり、順番にテストが返却されているところだと思う。当然みんなはテストの点数が気になると思う。
みんなには、まず期末テストに向けての自分自身の計画や準備を振り返ってほしい。自分が日頃の力を出し切れるためには計画や準備こそが大事であると前回の集会で話した。テストの点数ばかりが気になりがちだが、そこに向けて自分が取り組んできた計画や準備こそ、もう一度振り返って、うまくいかなかった部分を改善してほしいのである。
早いところは今週末から夏の大会が始まる。最後までしっかりと準備や調整をして、これまでの練習の成果を出し切れるようにしてほしい。
 
 今日は、もう一段ステップアップした「集中力」について話したい。 
先週、陸上の全日本選手権が開催され、100メートル決勝がとても注目された。
自己ベストタイムが9秒台を持つ日本選手4人を上回り、優勝したのが多田修平選手であった。この優勝により、多田選手は初のオリンピック出場を決めたのである。
 彼は、レース後に「今まで以上に集中したレースだった。」「ずっとゴールだけ見て走った。」と語っていた。高い集中力を持続して走っていたと解説者も分析していた。
 今回、結果を左右したのは「集中力」である。
「集中力」は大切だと誰もが思っているが、それがどのようなものかと問われると、なかなか即答できないものである。
 「集中力」とは、次のようなものである。
1.一点(目の前のものごと)に没頭できる能力
2.ここぞというときに発揮される、驚異的な潜在能力
 「一点(目の前のものごと)」がキーワードである。
多田選手の例でいうと、一点というのは「ゴールだけ見て走った。」のゴールであろうと思う。
最高レベルの「集中力」で、心身ともにリラックスでき、不安や恐れがなく、自分の潜在能力が最大限に発揮されている状態を「ゾーン」といって、自分でも信じられないような最高のパフォーマンスが発揮できるのである。まさに多田修平選手は、この「ゾーン」の状態に入っていたのではないかと思う。

 中中生のみんなもテスト勉強や部活動の大会に向けて、「集中力」を意識して頑張っていってほしい。