中部中日記

4月20日(火)今日は「郵政記念日」です。(校長先生より)

公開日
2021/04/20
更新日
2021/04/20

校長室

 中中生のみなさんも手紙を書いて出したことがあると思います。今はメールやラインでのやり取りが中心で、手紙というものをあまり書かなくなったかもしれません。

郵便のしくみができたのは、およそ140年前のことです。郵便のしくみができる前は、「飛脚(ひきゃく)」という人たちが、走って手紙などを運んでいました。しかし、「飛脚(ひきゃく)」の配達は時間がかかり、たくさんのお金もかかりました。さらに困ったことに、配達の途中で手紙がなくなってしまうことも多かったそうで、安心して使えなかったそうです。そこで、国の役人だった前島密(まえじま ひそか)は、郵便のしくみが整っていたイギリスに学びに行きます。そして、1871年4月20日に、それまでの「飛脚(ひきゃく)」に代わって、新しい郵便のしくみを始めました。そこで、この日が、「郵政記念日」となったのです。

 馬車などを使うことで、配達にかかる時間はたいへん短くなりました。そして、前もって買っておいた切手をはり、道端のポストに入れるだけで手紙を出せるようになったのです。また、配達にかかるお金は、全国どこでも同じになりました。このおかげで、安く、手軽に手紙を送れるようになりました。
 郵便というしくみを整え、郵便という名前をつけた前島密(まえじま ひそか)は、1円切手になっています。

 今朝、校長先生もお世話になった知人2人にハガキを出しました。きっと明日には相手に届くと思います。手書きの文章も気持ちや思いがより伝わり、いいものだと思っています。中中生のみなさんも、たまにはメールやラインではなく手紙やはがきを出してみてはどうでしょうか。