中部中日記

3月6日(金) 卒業生答辞【卒業生代表】

公開日
2026/03/06
更新日
2026/03/06

3年

卒業生代表のスピーチを紹介します。


【卒業生答辞】

厳しい冬が終わり、日ごとに春の訪れを感じられます。校庭の桜のつぼみにも新たな命の息吹が宿る今日の佳き日に、私たちは三年間過ごしたこの学び舎を巣立つ日を迎えました。

本日は、私たち卒業生のために、このような素晴らしい式を開いてくださり、ありがとうございます。卒業生一同、心よりお礼申し上げます。


三年前、期待と不安を胸に、この中部中学校の門をくぐった日のことを、今も鮮明に覚えています。着慣れない制服に身を包み、初めて交わしたぎこちないあいさつ。この出会いが、学年目標「この仲間だから」のもと、私たちが「幸せになる」までの物語の始まりでした。


一年生。初めて迎えた行事、ひるがのキャンプ。準備から片付けまで、全部自分たちだけで行ったカレー作り。暗闇の中を舞う黄色い光に心を奪われた、トワリング。どれも、「この仲間」との思い出の最初の一ページ目として、心に残っています。


初めて臨んだ合唱コンクール。自分たちで練習を進めることが難しく、悩むことだらけ。先輩方が堂々と歌う姿に圧倒されると同時に、「自分たちもあんなふうに歌いたい!」という強い憧れを抱きました。


二年生になり、初めて「先輩」と呼ばれる立場となりました。後輩のみなさんの手本になれるように、行動や言葉に気を配りながら過ごした日々が、私たちをさらに成長させてくれました。


二年生の体育祭。先輩方と一緒に取り組んだ応援合戦。声を合わせ、動きをそろえ、勝利を目指す。先輩方の熱量の大きさに突き動かされ、私たちも必死になって汗を流しました。仲間と力を尽くし、協力して一つのものを創り上げる楽しさを教わりました。


教室や廊下で交わす何気ない会話も、二年生の日々を彩る大切な時間でした。一緒にふざけ合ったり、笑い合ったり。些細なやり取りが仲間との絆を深め、心強い支えとなったことを今も忘れません。


三度目の春。「この仲間」の物語もいよいよ最終章。幸せになるための最後のピースを埋める一年が始まりました。どの行事も「これが最後か・・・」と意識するたび、仲間と過ごす一瞬一瞬がより大切に、愛おしく、感じられました。


待ちに待った修学旅行。

ディズニーランドで、アトラクションに乗ってはしゃぎ、パレードを見て笑い合い、写真を撮り合った時間。民宿で、クラスの仲間と部屋に集まってゲームをしたり、話をしたりして盛り上がった時間。3日間で思い出す場面すべてが、日常では味わえない特別なひとときでした。互いに支え合い、喜びを分かち合った経験は、大切な宝物となりました。


最後まであきらめずに取り組んだ部活動。仲間と切磋琢磨しながら、本気で向き合ってきました。「いいプレーができた!」「いいものが作れた!」そんなときに隣で一緒に喜んでくれた仲間の存在に、胸が熱くなりました。「もうやめてしまいたい。」そう思うほどつらいとき。仲間や顧問の先生の温かい言葉に、どれほど励まされたか。そんなふうにして深めてきた私たちの絆は、他の何にも代えられません。最後まで続けてきて、本当によかった。心からそう思います。部活動での経験は、きっとこれからも私たちを支えてくれるでしょう。


最後の体育祭。信頼できる仲間と共に群団パフォーマンスを一から考えました。動きや隊形について何度も何度も話し合い、声を合わせて練習に励む日々は、かけがえのない時間でした。思い通りにいかないこともたくさんありました。練習がうまく進められない。振り付けが揃わない。自信がなくて、声が出し切れない。それでも、仲間を信じて、最後の最後まで全力で取り組み続けた結果、最高のパフォーマンスを創り上げることができました。ともに涙を流した時間、「ありがとう」と言い合った時間は、「青春全開」の思い出として、いつまでも輝き続けるでしょう。


最後の合唱コンクール。かつて憧れた先輩方の歌声を超えられるよう、細かい音や表現にもこだわりながら、一つの合唱を作り上げました。隣りにいる仲間が本気で歌っている。その、普段とはまた違った真剣な横顔に心を動かされ、「この仲間と最高の合唱を作りたい!」という思いがどんどん強くなっていきました。互いに励まし合いながら完成させた演奏は、努力と絆の結晶であり、自分たちにしか歌えない、最高の一曲になりました。三年間の集大成として心に深く刻まれています。


今日、卒業を迎えるにあたり、これまで支えてくれたすべての人に感謝の気持ちを伝えたいです。

先生方。三年間本当にありがとうございました。迷ったときや不安なときも、先生方はいつも温かく見守り、背中を押してくださいました。その励ましと真剣なご指導が、私たちの大きな支えとなりました。教えていただいた多くのことを胸に、それぞれの未来へ力強く歩んでいきます。


在校生の皆さん。行事でも部活動でも、いつも私たちについてきてくれてありがとう。皆さんがいてくれたから、私たちは最高学年としての自覚をもち、頑張ることができました。先輩方から受け継いできた「中部中学校の伝統というバトン」を、皆さんに渡せることを、誇りに思います。今までありがとう。


家族のみんな。これまでたくさんの愛情で育ててくれて本当にありがとう。何気ない毎日の中で、いつも温かく見守り、励まし続けてくれたことに心から感謝しています。今日こうして卒業を迎えられたのは、家族のおかげです。これからは少しずつ恩返しができるように、努力していきます。


三年生のみんな。ありがとう。みんなとお別れするのは、本当に寂しいです。笑い合い、励まし合い、支え合った日々は、かけがえのない宝物です。ともに「幸せ」な時間を過ごせたことを誇りに思います。最高の思い出をありがとう。愛してます。


さあ、いよいよ夢への第一歩を踏み出す時です。


これから先、うまくいくことばかりではないかもしれません。つらいこともあるでしょう。

それでも、私たちには、「この仲間」とだから分かち合えた笑顔や涙、心のなかできらめき続ける三年間の思い出があります。ともに過ごしてきた日々を力に変えて、まぶしい未来へ羽ばたいていきましょう。


そして、この先の人生も、絶対に「幸せに」なりましょう。


最後になりましたが、これまでお世話になったすべての方々のご健康と、母校のますますの発展をお祈りし、答辞といたします。


令和八年 三月六日 第七十九回卒業生総代