2月14日(土) 「私たちが未来のためにできること」【少年の主張愛知県大会より】
- 公開日
- 2026/02/14
- 更新日
- 2026/02/14
校長室
中学校に愛知県青少年育成県民会議さんより「夢と希望と」をテーマにした「令和7年度少年の主張愛知県大会」の発表文集が届きました。みなさんと同じ世代の子たちが今伝えたいことをぜひ読んでほしい!感じたことを友だちや学校の先生、家族に話してみてほしい!そんな願いからHP記事で少しずつ紹介していきます。今回紹介するのは、豊田市立旭中学校3年の生徒の作品です。
題:「私たちが未来のためにできること」
皆さんは、豊田市の旭地区を知っていますか。そう言われてもどこか分からない人が多いのではないでしょうか。私は愛知県豊田市にある、旭地区というかそ地に住んでいます。近くにお店もなく、人口も少なく、できることが限られています。時々不便な生活だと思ってしまうこともあります。このような、かそ地の未来は日本で大きな問題になっています。ですが、私はこの旭地区がとっても大好きです。
私は五年前に旭地区に引っ越してきました。引っ越してくる前は以前住んでいた地域とは異なる環境下で過ごすということに不安でいっぱいでした。しかし、いざ移住してみると自然豊かな地域でいろいろなものに触れ合うことができたり、地域の人みんなが仲良く接してくれたりするので楽しく過ごすことができました。今では引っ越してきてよかったと思えるくらい、旭地区が大好きになりました。
私は中学生になってから旭地区にある、しきしまの家という地域の方々をサポートする施設でボランティア活動を始めました。
きっかけは、しきしまの家で働いている友達のお母さんからのお誘いでした。しきしまの家でボランティア活動をすることで地域の方々との交流も増え、いろいろ新しい発見ができるのではないかと思い参加しました。部活や勉強と両立するのは難しいと思っていましたが、やっているうちに私の憩いの場となりました。幅広い年代の方とお話しすることで、旭地区のことをもっと知ることができるし、みんなが楽しいと思えるような地域をつくることができたのではないかと思うようになりました。それからどんどんとしきしまの家がいろいろな方々に知られテレビでも取り上げられました。ボランティア活動をやってよかった、私たちがここまで関わることができてよかった、などの達成感に包まれました。最初は興味本位でやっていたのに気づけば没頭してボランティア活動をし、みんなから感謝されるようになり、中学生の私でも地域のためにできることがあるのだと気づきました。
私の学校では総合的な学習の時間に旭地区で栽培されている「ハラペーニョ」という唐辛子の一種を題材にして、他の地域から訪れる人々との交流を増やしていくという目標を立てました。旭地区はあまり知られていない場所ですが、良いところもたくさんあるということを伝えるために、「魅力発信・ザ★・ハラペーニョ」というスローガンを作りました。
旭地区という小さな場所でも、たくさんの方が「行ってみたい」「来てよかった」「また来たい」など好印象をもってもらえるよう、三年生のみんなで協力しながらイベントを作り上げていきたいです。そして私一人でも地域のためにできることを考えた際に、一つのことが思い浮かびました。それは将来の夢についてです。
私の将来の夢は看護師になることです。一人でも多くの人の支えになりたい、いろんな人の笑っている顔が見たいと思い、看護師を目指すようになりました。いろいろな人を助けることで、旭地区を助ける。患者さんの笑顔を増やすことで、旭地区のみんなの笑顔が増える。というように私の将来の夢と旭地区の未来のためにできることは繋がっています。もし私が看護師になることができたら、旭地区などの山間部で活動し、幅広い年代の方々に寄り添い、ありがたいと思ってもらえるような地域看護師として活躍したいです。
このまま人口が少なくなっていき私たちが生まれ育った故郷がなくなっていくことはとても悲しいです。そのためにはたくさんの方の助けが必要となってきます。ぜひこの話を聞いて少しでも興味が湧いた方は旭地区に訪れてみてはいかがでしょうか。きっと想像以上の心地よい地域だと思うことでしょう。
私たちが未来のためにできることは無限大だと思います。残りの半年間で一人でも多くの方に旭の魅力が伝わるように精一杯頑張ります。
多くの人々が大人になっていくにつれ他の地域に移住するなどして地域との関わりがなくなっていくかもしれませんが、私は愛し愛されたこの地で私の居場所を作ってきてくれた旭地区、そして親切に接してくれている人たちに、お礼をする側となり助けていくことができたらいいなと思っています。
(HP掲載について、編集・発行先より許可をいただいています)