中部中日記

10月23日(木) 霧や雲のでき方【2年理科】

公開日
2025/10/23
更新日
2025/10/23

2年

2年生の理科の授業のようすです。「霧や雲のでき方について考えよう」というめあてで学習を進めていました。うまく実験で確認できたかな。


霧や雲の出来方のポイントをつかむことができたでしょうか。霧も雲も、空気中の水蒸気が冷やされて水滴に変わる現象、つまり凝結(ぎょうけつ)によってできます。

【 水蒸気の凝結】

空気は冷やされると水蒸気をためておける量が少なくなります(飽和水蒸気量が小さくなる)。空気が冷やされ、含まれている水蒸気が飽和水蒸気量を超えると、余分な水蒸気が水滴に変わります。これが凝結です。このとき水蒸気が水滴に変わる温度を露点(ろてん)と呼びます。水滴に変わる際、空気中に浮かんでいる非常に小さなチリやホコリ(凝結核)が核となります。


【雲の出来方】

空気が上昇すると、上空で気圧が低くなるため、空気が膨張して温度が下がります(断熱膨張)。温度が下がることで、空気中の水蒸気が露点に達し、凝結して小さな水滴となり、空中に浮かんでいる状態が雲です。


【霧の出来方】

霧は、地表付近の空気が冷やされてできます。冷やされる原因は、主に夜間の放射冷却(地面の熱が逃げること)や、冷たい空気や水面に触れることなどです。地表付近の空気が露点まで冷やされ、水蒸気が凝結して小さな水滴となり、地面近くに浮かんでいる状態が霧ですね。