中部中日記

10月23日(木) 大気圧ってなあに【2年理科】

公開日
2025/10/23
更新日
2025/10/23

2年

2年生の理科の授業のようすです。「大気圧を感じよう」というめあてで学習を進めていました。理科で学習する大気圧(たいきあつ)のポイントは、その正体、特徴、そして単位と大きさをしっかりと理解することです。


大気圧の正体と特徴はどんなでしょうか。大気圧とは、地球を取り巻く空気(大気)の重さによって生じる圧力のことです。その正体は空気の重さです。空気には重さがあり、私たちは常に頭上にある空気全体から押さえつけられています。この重さによる力が圧力として働いているのが大気圧です。そして、あらゆる方向に働く特徴があります。液体の圧力(水圧)と同じように、大気圧は物体をあらゆる方向(上下左右)から押しています。私たちが普段つぶれないのは、体内の圧力(内圧)が大気圧と釣り合っているからです。


高さによる変化にも特徴があります。大気圧は、高い所ほど小さく、低い所ほど大きくなります。これは、高い所では上に乗っている空気の量が少なくなるためです。


実験で確認すると、その様子がよくわかるかもしれませんね。空き缶つぶしがそのよい例です。空き缶の空気を熱して水蒸気に変えた後、急に冷やすと、缶内の水蒸気が水に戻り(凝結)、缶内の圧力が急激に小さくなります。すると、外側から働く大きな大気圧に負けて缶は一瞬でつぶれます。


他にも気圧の単位や大きさについて学習を進めていきます。天気予報の見え方が変わるかもしれませんね。そんな変化が楽しみです(^^)/