10月16日(木) 国会の仕事【3年社会】
- 公開日
- 2025/10/16
- 更新日
- 2025/10/16
3年
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3年生の社会の授業のようすです。「国会の仕事にはどのようなものがあるのだろう」というテーマで学習を進めていました。国会の主な仕事には、次の7点があげられましたね。
1. 法律の制定(りっぽう):国会の最も重要な仕事です。法律とは、国のルールを決めるもので、国会だけが制定できます。内閣や国会議員から提出された法律案を審議し、成立させるか否かを議決します。
2. 予算の議決:国が1年間で使うお金(予算)について決める仕事です。内閣が作成した予算案を審議し、国民の税金が適切に使われるかを検討して承認します。
3. 内閣総理大臣の指名:国会議員の中から内閣総理大臣を選ぶ仕事です。国会での指名に基づき、天皇が総理大臣を任命します。
4. 条約の承認:内閣が外国と結んだ条約(国際的な約束事)について、国会が承認を与える仕事です。
5. 憲法改正の発議:日本国憲法を改正する場合に、国民投票にかけるための提案(発議)をします。衆議院と参議院の総議員の3分の2以上の賛成が必要です。
6. 国政調査権の行使:政治が正しく行われているかを調べるために、証人の出頭や記録の提出を求めることができる権限です。
7. 弾劾(だんがい)裁判所の設置:職務上の非行があった裁判官をやめさせるかどうかを判断するための裁判所を国会の中に設けます。
【知っておきたいポイント】
◇二院制(にいんせい)➡ 国会は、衆議院(しゅうぎいん)と参議院(さんぎいん)の二つの議院で構成されています。慎重な審議のために、両議院で話し合う仕組みです。
◇衆議院の優越(ゆうえつ)➡ 法律案や予算の議決、条約の承認、内閣総理大臣の指名など、一部の事項については、衆議院の意見が参議院よりも優先される仕組みがあります。これは、衆議院の方が任期が短く解散もあるため、より国民の意見が反映されやすいと考えられているからです。