9月14日 気持ちを伝える、気持ちが伝わる(放送朝礼より)
- 公開日
- 2020/09/14
- 更新日
- 2020/09/14
校長室
今日の朝礼では、「気持ちを伝える 気持ちが伝わる」ということについて話をしました。
私は、自然に囲まれた朝日西小学校が大好きである。そして、通っているみんなにも、学校に来てくださるお客さんにも、好きになってほしいと思っている。だから、時間があるときは、学校の花壇や芝生の草取りをしたり、学校の周りの道の落ち葉やゴミを拾ったりしている。まずはきれいな状態の学校にしておくことが、好きになる第一歩だと思うからだ。
先週、正門の横の花壇の除草をしていると、「校長先生、暑い中、お疲れ様です。きれいになりますね。」と声をかけてくださった方がみえた。学校に荷物を届けに来てくださったお客さまだった。私はこの言葉がとてもうれしかった。そして、私の気持ちが伝わったように感じた。
朝西っ子の中にも、うれしい言葉をかけてくれた人がいる。以前、芝生の草刈りをしていた時に、すっと私に近づいてきて「先生、ありがとう」と言ってくれた。こんなうれしい言葉はない。その一言に元気をもらい、「時間をかけて丁寧に草刈りをしてよかった」と思った。
みんなは、毎日の生活の中で、たくさんの人にお世話をしてもらったり、助けられたりしながら過ごしている。お父さんやお母さん、おじいさんやおばあさん、学校の先生、給食を作ってくださる調理員の方…。それらの人に「ありがとう」という感謝の気持ちを伝えているだろうか。
見守り隊の方々にもお世話になっている。集合場所から学校まで付き添い、安全を確認しながら一緒に歩いてくださる。お巡りさんも登校前から通学路をパトロールし、安全を確かめてくださっている。そして、横断歩道に立ち、交通事故から守ってくださる。なぜ、毎日見守りを続けられるのだろうか。それは、みんなが命を落とすことなく、元気に育ってほしいと願っているからである。
そんな方々に感謝の気持ちを伝える一番の方法は「あいさつ」である。気持ちのこもった元気な「おはようございます」を聞くと、見守り隊の方々も「やってよかったな」とうれしくなると思う。そんな「あいさつ」ができる人になってほしい。
これから生きていく中で、たくさんの人が関わり、助けてくれる。それは、目の前にいる人ばかりではない。直接会って手を貸してくれるわけではないが、どこかで助けてもらっているという場合もある。時々、自分の周りを見まわし、自分を支えてくれる人がいることに気づき、「ありがとう」という気持ちを、言葉や行いで伝えられる人になってほしいと思う。
今日の帰り、草取りをしてる私に駆け寄ってきて「先生、ありがとうございます」と言ってくれた朝西っ子が何人もいました。朝礼の話を、しっかり聞いてくれてありがとう。みんなの気持ちが伝わってきました。