学校日記

4月10日 4年生 「当たり前ってな〜に?〜世界で出合ったウサギとカメ」

公開日
2020/04/10
更新日
2020/04/10

4年

 今日は、みんなの思ってる当たり前が、本当に当たり前かな??というお話をしたいと思います。

 昔話に「うさぎとかめ」の話がありますね。まじめに走ったカメが勝ち、なまけたウサギは負けてしまう。教訓は、「まじめにこつこつと努力しなさい」というお話です。みなさんも知っていますよね?

 しかし、先生が世界一周をしているときに、面白い「ウサギとカメ」のお話を聞きました。世界には「ウサギとカメ」の話がたくさんあるそうです。しかし、その内容も教訓も少しずつ違うのです。

 フランスでは、ウサギはカメを先に走らせておいて、ゴール近くで格好良く追い抜こうと考えていました。しかし、スタートが遅すぎたので、ウサギはカメを追い抜くことができずに負けてしまいました。教訓は「何事も、早く始めることが大切だよ」ということです。

 イランのカメは頭のいいカメです。競走をはじめる前に、自分そっくりな弟がいるので、その弟を呼んで来て、ゴールに立たせておいてから競走をしました。ウサギがどんなに速く走っても、カメに勝てないというお話です。
 教訓は、「意味のない競争をするな。勝負をするなら相手をよく考えて競争をしよう」というものです。

 
 インドの話は、日本と同じでした。ウサギは昼寝をしてカメに負けてしまいます。でもインドのお話は、悪いのはカメなんです。
「もしもしウサギさん、勝負のとちゅうですよ。目をさましたらどうですか」と、なぜ一声かけてあげなかったのか?となります。
 教訓は「友情を大切にしなくてはならない。」です。


 こうやって、一つの話でも見方を変えたら、いろんな教訓になります。みなさんのなかで、「これはこう!!!」「これはこうするのが当たり前!」そんな風に思っていることはありませんか??


・学校に行ける事が当たり前
・ご飯が食べられるのが当たり前
・お家の人が家事をしてくれるのが当たり前

休校になって、いつもの当たり前が当たり前じゃなくなってしまった今。
当たり前をうたがってみましょう。きっと大切な事に気付くはずです。