6/11 朝礼(ものを覚える力)
- 公開日
- 2018/06/11
- 更新日
- 2018/06/11
できごと
〜校長先生のお話より〜
今日は「ものを覚える力」についてお話をします。
「ものを覚える力」を「記憶力」といいます。国語で漢字を覚えたり、算数で計算の仕方を覚えたり…。学校ではたくさんのことを勉強して、たくさんのことを覚えなくてはなりませんね。でも、人間の頭の中は、次から次へと新しいことを覚えるために、一度覚えたことでもすぐに忘れるようにできているのです。
では、どうしたら「記憶力」を高めることができるのでしょうか。
実は、ある実験で、記憶力テストをする前に、次の3つの中であることをしたら、1つだけ記憶力が上がったものがあるのです。どれだと思いますか。
1 トランプ 2 テレビゲーム 3 読書
正解は、3の「読書」です。本を読むとみんなの頭の中にある脳が働くようになって、「記憶力」が高まるそうです。本を読むことの良さは、それだけではありません。勉強をしていると飽きてしまうことがありますが、読書をする人は集中力がついて、「よしがんばろう」と思う時間が長くなります。また、算数などで「いろいろなやり方を考えてみよう」という学習がありますね。読書をする人は「あんな方法もこんな方法もあるよ」と、たくさんの考え方が浮かぶようになります。読書をすると脳がどんどん発達して、頭がよくなってくるのです。
他にもあります。嫌なことがあるとイライラしますね。そういう時は、読書をすると心が落ち着いてきます。年をとってうまく言葉がしゃべれなくなった人が、読書をしたらまたしゃべることができるようになったという話もあります。
反対に、ゲームばかりしている人は、読書する人と違って、ちょっとしたことでイライラしたり、勉強をしていてもすぐに飽きてしまったりするのです。
千秋東小では、今日からあじさい読書まつりが始まります。あじさい読書まつりを通して、心が豊かになって、みなさんがますます読書が好きになってほしいと思います。そして、自然に「ものを覚える力」も高くなっていってくれればと期待しています。