３年生と４年生の子たちが育てきた鉢花が、かわいらしい花をたくさん咲かせてみなさんの修了をお祝いしてくれています。今日は今年度を締めくくる令和６年度の修了式です。１年間大きな事故なく無事終えることができること、そして、皆さんが、勉強や運動、行事などにがんばってくれたことをとてもうれしく思います。

今、代表の人を通して１年から５年生の皆さん全員に修了証を渡しました。修了証とは、「それぞれの学年で、やるべきことを全てやり終えました。次の学年へ進級してもよろしい。」ことを証明するものです。3学期の合言葉の中の「できる」「やりきる」姿をいろんな場面で見ることができて、校長先生はいつも、うれしく、そして誇らしく感じていました。みなさんも自分が一生懸命努力したこと、成長できたことを誇りや自信にして、次の学年に胸を張って進んでほしいと思います。

校長先生はよく「地域に愛される学校をみんなで作りましょう」と言ってきました。１００年以上続いているこの学校は、地域のシンボルでもあります。みなさんが努力を重ねることで生まれる輝きは、周りの人たちに幸せを広げます。今年度もみなさんが「自慢の通学班」をめざして登下校するようすや勉強・運動をがんばる姿、スポーツ大会などの行事で活躍する姿で、みなさんのまわりにいる人たちに喜んでもらえました。特に学習発表会や卒業式で歌った学年合唱。学年みんなで思いをひとつにした歌は、聴く人に感動を与え、心が奮えて涙する人もたくさんいました。自分のためにがんばったことが、知らないうちにまわりの人も勇気づけ、しあわせな気分にできる。ひがしっ子や先生たちの力はすごい！と誇りに思います。３学期の合言葉「できる」「やりきる」「ありがとう」は大成功でした。幸せな気もちをたくさんくれた校長先生自慢のひがしっ子とやさしく粘り強く導いてくれた先生たちに感謝の気持ちを伝えたいです。ありがとうございました。

今日はこれから教室に戻って「あゆみ」をもらい、学級で最後の時間を過ごします。今日でみなさんの学級は解散です。いろいろなことができるようになり、楽しく生活できたのは、いっしょに過ごし、応援してくれた友だちや先生がいてくれたからです。ですから、クラスのみんなや先生に感謝の気持ちを伝えられる時間にもしてほしいです。そして、「次の学年では、さらにすごい学級を作るぞ」という「挑戦する気持ち」をみんなで確認して解散してほしいと思います。担任の先生からは、今日のホームページでメッセージを書いていただけることになっています。楽しみにして、おうちの人と一緒に１年を振り返ってくださいね。

先生たちの中には、４月から新しい学校へと異動される方もみえます。ひがしっ子のみなさんには３月３０日(日)のホームページでお知らせします。今日この後に歌う校歌は、お世話になった先生に聞いてもらえる最後の校歌になるかもしれません。そして、今日の下校の「さようなら」は、お世話になった先生との特別なさようならになるかもしれません。「ありがとう」の気もちが伝わるような、体育館に響き渡る歌声で修了式を締めくくり、すてきな笑顔の「さようなら」のあいさつでお別れできるといいなと思います。

それでは、病気やけが、事故にはくれぐれも気をつけ、充実した春休みを過ごし、４月の始業式には、全員が元気に登校してくることを願って修了式の式辞とします。

　令和７年３月２４日　　　　　

 一宮市立大和東小学校長　長谷川伸弘