学校日記

1月21日(火) 持続可能な行事をみんなの手で

公開日
2025/01/21
更新日
2025/01/21

校長室便り

写真は今日の5時間目の体育館のようすです。4年生の子らが体育の授業でとび箱の練習をしていました。学習発表会の直前にも体育の授業で体育館が使えるようになったこと、当たり前のことなのですが、とてもうれしい気持ちになりました。

私が赴任した2年前、学習発表会は各学年で劇を行っていました。すばらしい発表を学年で作り上げ、子どもたちも職員も感動のもと大きな成就感を得ることができました。しかし、取組を振り返ると無理をしていました。4クラス合同で行う練習や道具作りのため、授業時数をたくさん割り当てる必要がありました。そして、体育館は劇の準備のため体育で使用できず、雨天の場合は中止となっていました。

子どもたちがじっくりと各教科の授業に取り組む時間や体育の授業を行う場所を確保することと、学習発表会を立派に作り上げることは両方が大切にされるべきことです。そこで、持続可能な行事として学習発表会を継続させるためにどうすればよいか考え、2年前の学習発表会の後に、内容を学年劇から学年合唱に変える方針を出しました。そして、練習も子どもたちや職員の負担を減らせるように、毎週金曜日の朝に行うハーモニータイムをつくり、音楽の授業とともに、少しずつ歌の力を積み上げていく形にしました。

合唱の発表は2年目になります。歌には作者に込められたメッセージがあります。そのことを考えながらいろんな曲を歌ってきたことで、子どもたちに豊かな心を育むことができたのではないかなと感じています。

劇はセリフが限られていますが、歌は全員にスポットライトが当てられ続けます。『全員が平等、全員が主役』の発表になるようにという校長の願いのもと、今年も指揮者や伴奏者、曲紹介はすべて職員が担当します。音楽が専門の者ばかりではありませんので、職員も緊張の中でがんばります。あたたかい応援をよろしくお願いいたします。

1年間、学級や学年で一生懸命に、そして楽しく歌う時間をつくって、仲間や職員との絆を深めてきました。歌声も聴いていただきたいのですが、何より歌う表情をぜひ観ていただきたいです。昨年度よりもさらにパワーアップしたひがしっ子の心のこもった合唱を楽しみにしていただけたらと思います。