1月24日(木) ふしぎ
- 公開日
- 2013/01/24
- 更新日
- 2013/01/24
校長室便り
霧の朝でした。登校指導をしながら子どもたちといつもと違う朝の景色からみつけた「ふしぎ」を考えることを楽しみました。
「先生、霧が出てまっ白!」
「そうだね。白いね。でもどうして」
ちょっと考えて「雲が空から降りてきた」「昨日、雨が降っていたから」「寒いから」「怪獣がハーと息をはいたから」など、その子なりに考えて答えていました。
中には、めんどくさいという顔をしたり「わかんない」と、即答したりする子もいました。
大切なのは、身の回りの出来事に対して、どうしてだろうと自分自身で「ふしぎ」を見つけ、その答えを考えることだと思います。
これが答えだと思ったことを他の人に話すと、同意を得てすっきりとすることもありますが、全く違った答えで「ふしぎ」がさらに大きくなったりすることもあります。
さらにいろいろと考え、わからないと悩んだことも、答えがわかると、それまで真っ白だった霧が、サーッと消えていくような感覚になります。その感覚が考えることの楽しさだと思います。
大人は、知っていることをすぐ言いたくなる衝動にかられますが、子どもに考える権利を与えなくてはいけないと思います。