学校日記

3月20日(水)卒業式 式辞

公開日
2019/03/20
更新日
2019/03/20

校長室便り

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本日、大和東小学校第72回卒業式を滞りなく挙行することができました。保護者、地域の多くの皆様にご参列いただきありがとうございました。

式  辞 ※一部掲載
 (前 略)
 皆さんとともに過ごした日々を振り返るとき、「成長」という言葉が私の心に浮かんできます。三年前、出会ったころの皆さんは、その言動に幼さを色濃く残していました。それが、今こうして目の前にいる皆さんは、誰もが凛とした表情と姿勢で私を見つめています。皆さんの成長ぶりは、行事での姿によく表れています。修学旅行や野外教育活動。これは、最初はきびきびと行動できても、次第に疲れもたまり、体調を崩したり動きが緩慢になったりすることが多いものです。しかし皆さんは、日を追うごとにその動きがきびきびとし、また周囲に配慮して行動できるようになりました。修学旅行が終わり学校に戻って来た時、皆さんと一緒に過ごした添乗員さんが、こんな話しをしてくれました。「これだけ大人数で行動すると、どうしても時間が遅れがちになります。私たち添乗員は、いつも時間が遅れないようにと気を遣ったり、遅れた時間をどうやって取り戻そうかと苦慮したりしています。しかし今回の旅行は、ほとんどそれを気にしなくて済みました」と。皆さんの素晴らしさをよく表しています。
 そんな皆さんに、日野原重明さんの言葉をはなむけとして贈ります。日野原さんは、2017年に満105歳で亡くなられましたが、生前は医師として活躍するとともに、多くの本を書き、数々の言葉を残してみえます。また、小学生に命の大切さを説く授業を行ってみえます。日野原さんは、時間や命について次にように語ってみえます。「時間というものは、ただの入れ物にすぎません。だから、そこに精一杯生きた一瞬一瞬、つまり命を吹き込んで時間を生かすことが大事です。そして、自分のためだけでなく、ほかの人のために時間を使いましょう。ほかの人のために時間を使うということは、自分の時間がうばわれて、損をすることではないのです。それどころか、ほかのことでは味わえない特別な喜びで心がいっぱい満たされるのです。」
 友達に優しく接し、低学年の子にさりげない手助けができる、そんな優しさと元気を持ち合わせた皆さんです。これからも「ほかの人のために自分の時間を使える」そんな思いやりと大きな夢を心に抱いて、成長していってください。
 (後 略)