1月27日(月) 学校集会「不運と思うな」(校長室)
- 公開日
- 2025/01/27
- 更新日
- 2025/01/27
校長室
本日の集会では、以下の内容を話しました。
【以下抜粋】
・人は誰でも人生の中で、さまざまな出来事に巡り合います。みなさんもこれまでに楽しいことやつらいことなどを経験してきたことでしょう。
・さまざまな出来事の中で、「困難」に直面した時、「嫌だな」「なんで自分が」「逃げ出したい」と、弱気になってしまうと、マイナスの気持ちを前向きにするには時間がかかります。しかし、そのままでは何も解決しないので、気持ちを切りかえて、前に進むきっかけを見つけなければなりません。これは、中学生だけでなく、私たち大人も、一緒です。何とかしなくては、と悩みながら思いを巡らします。
・私は若いみなさんには、「今を懸命に生きてほしい」という、思いをもっています。もちろん、人にはそれぞれのペースがありますから、常に全力でかけ抜ける生き方は難しいでしょう。しかし、ここ一番の重要な場面では、「懸命さ」を大切にしてほしいと思うのです。
・これから私たちが生きていく未来は、AIの進化で便利になり、夢と希望に満ちあふれている反面、予期せぬ災害や事故、あるいは再びコロナのような感染症拡大といった不運に見舞われるかもしれません。
・不運に直面した時「なんて不幸なんだ。もう終わりだ」と、そこで止まってしまうのか、「何とかなる。もうひと頑張りするぞ」と次の行動に移すのか、未来を大きく左右するような気がします。
どんな時も簡単にあきらめず「大丈夫、これからだ」と思って今を懸命に生きていけば、必ず未来は拓けていくと思うのです。そして、懸命に生きて、のりこえた時、結果はどうであろうと、そのことはもう不運ではなくなっているのです。
・こういった経験を繰り返すことで、人はどんどんたくましく成長していきます。それが、自分で困難を解決していく力になり、義務教育を終え、やがて社会に出ても、荒波を乗り切って生きていく底力になるのです。
・今年度もあと2か月。3年生にとっては、あと1か月余りで、卒業という大きな節目を迎えます。1、2年生は中部中での新しい学年が待っています。1日1日を、一生懸命に生きて、自分たちの未来を拓いていきましょう。