2月13日(月) 全校集会での校長先生のお話
- 公開日
- 2023/02/13
- 更新日
- 2023/02/13
校長室
本日6時間目にアリーナで全校集会がありました。そこで校長先生のお話がありましたので、その概要を紹介します。
<校長先生のお話の概要>
今日は、久しぶりに3学年がそろって、アリーナで全校集会ができました。久々のアリーナへの入場でしたが、とても上手に入場できましたね。2月も中盤に差し掛かりました。3年生は公立高校の一般選抜入試が迫ってきました。すでに合格が決まっている3年生については、それぞれ目標を決めて取り組むようにお話をしましたね。1・2年生は、学年末のテストに向けて頑張っていることと思います。
3年生については、卒業式まで今日と卒業式当日を含めて学校に出てくる日は16日しかありません。1・2年生は、修了式まで27日です。
みなさんは、1か月半ほどで、新しいスタートラインに立つことになるのです。この1か月半のうちに、これまでの自分の取り組みをしっかりと反省して、4月から心機一転、よいスタートがきれるように準備をしておいてくださいね。
早稲田大学名誉教授の加藤諦三先生が、「運は必ず強くなる」というテーマで書かれた本の中で、「運の強い人と弱い人の違い」について紹介してみえました。非常に興味深い内容だったので、みなさんに紹介します。
加藤先生によると、「運が強い、弱い」は能力の差ではないそうです。
私たちは、できれば「何もしないで幸運をつかみたい」と思うのですが、そんな安易な方法は存在しないと断言してみえました。
物事には段階があります。途中の過程があって、最後の結果があるということです。
たとえば、「大会で優勝しました。」「オリンピックで金メダルを獲得しました。」「成績がアップしました。」「テストで合格をしました。」などはみな結果ですね。
私たちは、どうしてもその最後の結果のみを見て、「あの人はラッキーな人だな。」とか「あの人はなんて運がいいんだ。」などと考えがちで、その結果をもたらした「努力の過程」には、なかなか目がいかないものです。一番大事なのは、結果ではなくその結果をもたらした「努力の過程」なんですね。
「運がいいなあ」「幸運だなあ」と見えても、そこまで事をうまく運ぶには影での長い努力や苦労があるのです。
結局、「運の強い人と弱い人の違いは能力の違いではなくて、悩むだけで何もしないで終わった日の日数の違いである。」と加藤先生は本に書いてみえました。
いつまでも悩んでばかりで何もしないと運は逃げていきます。落ち込むことがあっても、早めに気持ちをパッと切り替えることが大事で、日ごろから地道な努力をする習慣を身に付けておけば、運は必ず強くなるということです。
今日の給食の時間に歌が流れましたが、みなさん歌っていた歌手が誰かわかりますか。
歌っていたのは、松田聖子さんという歌手です。昔は、日本中知らない人がほとんどいないくらいのスーパーアイドルだったのですよ。
松田聖子さんは、昭和37年(1962年)生まれですから、もう60歳なんですけど、まだまだ頑張って歌手として第一線で活躍してみえます。松田聖子さんのホテルでのディナーショーに参加しようと思うと、5万円以上もするんですよ。
松田聖子さんが、2017年(平成29年)12月31日の第68回紅白歌合戦で歌った「新しい明日」という歌の歌詞を紹介します。この歌は、松田聖子さん自身が作詞・作曲した歌です。NHKドラマの主題歌にもなった歌です。
この歌の歌詞は、私たちが、悩んだり迷ったりしたときに、前向きに前進していくために大切なことを教えてくれているように思います。
「新しい明日」
明日の道に迷ったときは、ひとり空をみあげるの
かげりひとつない 澄んだ青さに 心がいやされる
つまずくことがあったって それも人生ね
笑顔忘れないで 前を向いて生きていけたら 何かが生まれるわ
夢を目指し 決して諦めない
思いがあれば 見つかるはず きっと 新しい明日が
1か月半後には、新しい年度がスタートします。みなさんには、しっかりと夢や目標をもって、最後まで諦めずに地道な努力を継続していってほしいと思います。
松田聖子さんの歌の歌詞にもあるように、どんなに苦しい場面に出会っても、自分が「こうしたいという思い」があれば、必ず道は開けるはずです。そして、自分にとっての「新しい明日」が見つかるはずです。
自分の「思い」を持って今日からがんばってくださいね。
みなさんのさらなる飛躍を期待しています。