中部中日記

7月20日(火)1学期終業式 校長先生のお話

公開日
2021/07/20
更新日
2021/07/20

校長室

 本日、1学期の終業式が行われ、校長先生のお話がありましたので、その概要を紹介します。
<校長先生のお話の概要>

夏の市大会が終わり、多くの3年生の人たちはこれで部活動は引退となる。これまで本当によく頑張ってきたので、部活を通して学んできたことをこれからの生活に生かしてほしいと思う。2年生、1年生のみなさんは、先輩たちが築いてきた中部中のよき伝統を引き継いで中部中をさらに発展させていって欲しい。

これから西尾張大会や県大会に出場する生徒のみなさんは、最後の調整をしっかりして本番でも力が発揮し、少しでもよい結果が出せるようにがんばってほしい。
文化部では、吹奏楽部がコンクールに出場する。自分たちにとって最高の演奏ができるようにがんばってほしい。

一学期を振り返ると、自分は一学期に十分やりきって目標を達成し、満足できたという人もいれば、思い通りの結果とならずに不完全燃焼だったかなあという人もいるのではないかと思う。
思いはそれぞれ様々だと思うが、心機一転して気持ちを切り替えて新しい目標に向かって努力をしてほしい。
1学期の始業式からずっとみなさんに話をしていることは、「「夢」や「目標」を持ち、そこに向かってあきらめずに自分が決めたことをやりきって欲しい」ということである。
1学期の様子をみていると、明らかに意識が変わり、そして努力をして、向上してきている人がたくさん見られた。とてもうれしいことである。

夏休みは学校から離れ、自分自身で生活を管理していくことになる。自分の意思をしっかりと持って次の点に気をつけて過ごしてほしい。
・コロナ対策、熱中症対策をしっかりとするなど、健康面でも自己管理をしっかりとしてほしい。
・交通事故や水の事故に気をつけるなど命を大切にしてほしい。

夏休み中に「これだけはやりきろう」という自分の目標を決め、それを達成できるように努力をしていこう。
 ちなみに校長先生はこの夏休みにたくさんの本を読む計画をしている。みんなも夏休み中にぜひたくさんの本を読んでほしい。

7月12日(月)に、本校卒業生の袴田美帆さんから「誠実な自信」という演題でお話をしていただいた。講演の中で、心に残る言葉がたくさんあった。
袴田さんは、音楽大学に進学したくても、さまざまな事情で音楽大学には進めなかったけれど、音楽の道を諦めずに、コツコツと努力を継続して、フランスに渡ってサックス奏者になった。そんな経験を持つ袴田さんのお話だから、とても説得力があった。

演題である「誠実な自信」ということばは、どんな意味を持つのか理解できただろうか。
『誠実な自信』ということばは、中部中学校で吹奏楽部だった時の部のスローガンだったそうである。袴田さんも中学生だった頃は、「『誠実』と『自信』は別々のことばに感じられ、そのことばのつながりがよくわからなかったが、今になって、そのことばのつながりの意味がよくわかるとお話しされていた。
校長先生なりに考えてみると、『誠実』ということは、自分の心に誠実であること。
自分にできるだろうかと不安になることがあったら、自分の心に聞いてあげる。「自分に厳しく」という言葉はよく聞くが、「自分にやさしく、正直でいることが大切である。」ということである。
自分の心が「出来る」「やりたい」と思ったことは、いつか必ず出来る、やれるはずである。そのときはできなくても、簡単に諦めてしまわないようにして、いつかできると信じてコツコツと努力を継続してほしいということである。
いつかできると信じてコツコツと努力を継続していくことが、最後には自分の『自信』につながっていくのである。

「努力は裏切らない、信じていれば、夢はかなう。だから、自分の心が「出来る」「やりたい」と思ったことは、すぐに諦めずに努力を継続してほしい。」と袴田さんは語ってみえた。
「目の前のことを一生懸命がんばろう。そうすれば、自分のがんばりを見ていてくれる人がたくさんいるから」という言葉が心に残っている。

みなさんも、袴田さんに負けないように、この夏休みは小さな目標を決め、ねばり強くその目標に向かってがんばってほしいと願う。
 中中生のみなさんひとりひとりが、1学期よりステップアップして2学期を迎えることができることを期待したい。