中部中日記

6月14日(月)全校集会での校長先生のお話

公開日
2021/06/14
更新日
2021/06/14

校長室

 本日、学校集会があり、校長先生のお話がありましたので、概要を紹介します。
(3年生・2年生はアリーナで実施しました。1年生は各教室でズームによるオンラインで参加しました。)


<お話の概要>
早いもので6月も半ばとなった。昨日、一宮市の陸上競技大会が開催され、中部中からも何人かの生徒が出場し、頑張る姿を見せてくれた。その姿を見ていて、とても頼もしく、そしてうれしく思った。

今週は期末テストの発表、来週は期末テストである。3年生の部活動は実質あと10  回ほど(7〜11回)である。
あと1か月半で1学期が終わるということであるから、時間は限られていて、一日一日を大事にしていかないといけないと改めて思う。

 6月頭に中間テストの結果が出たと思う。みんなそれぞれに目標を定めてがんばっていたと思うが、結果はどうであっただろうか。なかには、自分では努力したと思っているにもかかわらず結果が良くなくて、落ち込んでいる人がいるかもしれない。

以前の集会で「大事なのは、目標設定と、そこまでに至る取り組み方である。」と話したと思う。つまり「自分が定めた目標に向け、適切な準備がきっちりとできたかどうかがポイント」なのだということだ。

スキージャンプ競技の高梨沙羅(たかなし・さら)選手を知っているだろうか。女子スキージャンプ界の日本のエースである。2018年平昌(ピョンチャン)冬季オリンピックの銅メダリストでもある。
彼女は、男女通じて歴代最多の優勝回数60回を誇り、男女通じて歴代最多の表彰台109回を達成した。
高梨選手が表彰台109回を達成した後に次のように語った。

試行錯誤を重ね、自分のジャンプがやっと形になってきた。
(スキー女子ジャンプ 高梨沙羅選手のことば)

優勝回数60回、表彰台に109回も上がった一流のアスリートの高梨選手ですら、不安と闘い、試行錯誤を重ねて、自分のジャンプの形を探し求めていることがわかる。

 中中生のみんなも、またうまくいかなかったらどうしようとか失敗したらどうしようとか不安と闘ったり悩んだりしていると思う。
でも、悩んでばかりいても解決はできないので、高梨選手のように、どうしたらよりよい形にしていけるのかをしっかりと考え、よいと思った方法を試してほしい。そういった試行錯誤が大切だし、そこから解決策が見えてくると思う。 

 今後、期末テスト、部活動の夏の大会など、各自それぞれの目標があると思うが、各自の目標達成に向けて、自分自身を振り返り、分析をしてほしい。
そして、自分の取り組みの良い点、改善点をしっかりと把握したうえで、より効果があがる方法で準備を進めていってほしい。きっと新しいものが見えてくるはずである。
みんなのさらなる飛躍を期待している。