静寂と気迫 ── 剣道部、武道場で己を磨く

冬休みに入り、キリッと冷えた空気が流れる本校の武道場。 そこでは、剣道部の生徒たちが自分自身と向き合い、高い志を持って稽古に励んでいます。

【顧問の教えを一振り一振りに込めて】

現在は少人数での活動ですが、その分、練習の密度は非常に濃いものとなっています。 顧問の先生から送られるきめ細やかなアドバイスを一つも見逃すまいと、部員たちの眼差しは真剣そのもの。 理想的な打突を目指し、何度も軌道を修正しながら振り下ろします。そして 剣道の命とも言える足の動き。先生の手本をすぐさま自分の体に覚え込ませようと、床を蹴る鋭い音が道場に響きます。アドバイスを単に聞くだけでなく、「竹刀や足さばきで体現しよう」と即座に実践に移そうとする姿には、確かな成長の兆しが感じられました。