10月6日(月) 今日は中秋の名月です(^^)/
- 公開日
- 2025/10/06
- 更新日
- 2025/10/06
校長室
◇◇中秋の名月を知ろう◇◇
毎年、秋の真ん中、旧暦の8月15日の夜に見られる月を「中秋の名月」といいます。これは、秋の農作物の収穫に感謝し、一年で最も美しいとされる月を愛でる、日本の伝統的な行事です。
中秋の名月は「十五夜」とも呼ばれますが、実は必ずしも満月とは限りません。旧暦と現在の暦のずれがあるため、少しだけ欠けて見える年もありますが、その月の明るさや美しさは格別です。
月見の際には、ススキを飾ったり、月見団子をお供えしたりします。ススキは稲穂に見立てて豊作を祈る意味があり、団子は月に感謝を込めています。
古くから、この月は多くの人に愛され、和歌や俳句に詠まれてきました。2つの作品を紹介します。
◆◆月を詠んだ和歌◆◆
われもまた 月をながめて涙おつ 衣かりがね声きくからに (後鳥羽院)
(私もまた、月を眺めて涙がこぼれるよ。空を飛ぶ雁(かり)の物悲しい鳴き声を聞くと、秋の寂しさが身にしみるから。)
◆◆俳句◆◆
名月や 池をめぐりて 夜もすがら (松尾芭蕉)
(なんと素晴らしい名月だろう。私は池の周りを一晩中歩き回って、その美しさを味わっているよ。)