9月16日(火) 喃語ってなあに?【2年家庭科】
- 公開日
- 2025/09/16
- 更新日
- 2025/09/16
2年
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2年生の家庭科の授業のようすです。「心の発達について知ろう」というめあてで学習し、「喃語」について学んでいました。
喃語とは、赤ちゃんが意味のある言葉を話す前の段階で発する、「あー」や「うー」といった母音、「ばぶばぶ」「まんま」のような繰り返しの子音を含む発声のことです。赤ちゃんが自分の声帯や口の動きを試したり、音を出して楽しんだりしている時期のものです。
【喃語の2つの種類】
喃語は、おおまかに2つの段階に分けられます。
<クーイング(生後1〜3ヶ月頃)>
・「あー」「うー」「おー」といった、母音を伸ばすような発声です。これは、赤ちゃんがご機嫌なときに、声帯を鳴らすことを楽しんでいる状態です。
<ベビーサイン(生後6〜10ヶ月頃)>
・「だーだー」「ばぶばぶ」「まんま」のように、子音と母音が組み合わさり、同じ音が繰り返される発声です。この時期になると、まるで言葉を話そうとしているように聞こえることもあります。
【喃語が大切な理由】
喃語は、単なる意味のない声ではありません。以下のような大切な役割があります。
<言葉の練習>
・喃語は、赤ちゃんが言葉を話すための「準備運動」です。口や舌の使い方を練習し、発声の仕方を学んでいます。
・コミュニケーションの第一歩: 赤ちゃんは、喃語を発することで、親や周りの人と関わろうとしています。これに大人が「そうだね」「お腹すいたの?」などと応えることで、コミュニケーションの楽しさを学び、言葉への関心を高めます。
・喃語は、赤ちゃんが心と体を使いながら、言葉の世界へと一歩ずつ進んでいる大切なサインなのです。