9月16日(火) 太陽ってどんな星?【3年理科】
- 公開日
- 2025/09/16
- 更新日
- 2025/09/16
3年
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3年生の理科の授業のようすです。太陽の特徴について学んでいました。ノートに分かったことをしっかりとまとめることができましたね。
太陽は、太陽系の中心に位置する、自ら光を放つ恒星です。地球に最も近い恒星であり、太陽系の天体の中で最も大きく、その質量は太陽系全体の約99.8%を占めています。
【太陽の基本情報】
<分類> 太陽は、黄色矮星と呼ばれるタイプの恒星です。宇宙に存在する恒星の中では平均的なサイズと明るさをもっています。
<大きさ> 直径は約139万kmで、地球の約109倍もあります。中に地球が約130万個も入るほどの巨大さです。
<主成分> 太陽は、主に水素とヘリウムというガスでできています。原子の数で見ると、約90%が水素、約10%がヘリウムです。
【太陽の構造と活動】
太陽は、中心から外側に向かっていくつかの層に分かれています。
<核> 太陽の中心部です。約1600万℃という超高温・高圧の環境で、核融合反応が起こっています。この反応によって、水素がヘリウムに変わり、膨大なエネルギー(光と熱)が生み出されます。このエネルギーが太陽の輝きの源です。
<放射層・対流層> 核で作られたエネルギーが、光として放射されたり、熱を持ったガスが対流することで表面に運ばれたりする層です。
<光球> 私たちが肉眼で見ることのできる太陽の表面です。表面温度は約6000℃ですが、この温度でも高温のため、黒く見える部分があり、これを黒点と呼びます。黒点は、周囲より温度が低い(約4000℃)ために暗く見える部分です。
<彩層・コロナ> 光球の外側にある薄い大気層です。特にコロナは数百万℃にもなる超高温のガスで、太陽から放出されるガスが太陽風となります。
【太陽の寿命】
太陽は誕生から約46億年が経過しており、あと約50億年は現在の姿で輝き続けるとされています。核融合の燃料である水素が少なくなると、太陽は膨張して赤色巨星となり、最終的には外側のガスを放出して白色矮星という小さな星になると考えられています。