9月12日(金) 月と太陽と金星【3年理科】
- 公開日
- 2025/09/12
- 更新日
- 2025/09/12
3年
+1
3年生の理科の授業のようすです。「月や太陽、金星の計算問題に挑戦しよう」というめあてで学習を進めていました。
月・太陽・金星の計算問題のポイントは、図を書いて状況を整理すること、そして公転周期や時間の関係性を正しく理解することです。
<太陽、月、金星の計算問題のポイント>
◆月の満ち欠けの問題では、地球、太陽、月の位置関係を正確に把握することが重要です。公転周期を考えると、 月は地球の周りを約27.3日で公転し、満ち欠けは約29.5日の周期で繰り返します。この「満ち欠けの周期」は、地球が太陽の周りを公転しているため、月の公転周期と少し異なることを理解しておきましょう。 「新月の日から何日後か」といった問題では、公転の角度を計算することがポイントです。360° ÷ 29.5日 =約12.2°/日。1日で約12.2°公転することを利用して、何日後にどの位置に来るかを考えます。
◆太陽の動きに関する問題は、地球の自転と公転を理解していれば解けます。 地球は1日で360°自転します。360° ÷ 24時間 = 15°/時間。1時間は15°、4分で1°、太陽が動くことになります。 「日の出から何分で〇〇の位置に来るか」といった問題では、この『1°あたりの時間(4分)』を使います。例えば、「太陽が地平線から30°の高さにあるとき、日の出から何時間経っていますか?」という問題の場合は、 30° ÷ 15°/時間 = 2時間となります。
◆金星の問題では、地球と金星の公転軌道をイメージすることがポイントです。 金星は地球より太陽に近い軌道を公転する「内惑星」です。そのため、地球から見ると、太陽の周りを行ったり来たりするように見えます。 金星の見え方(満ち欠けや大きさ)は、地球と金星の距離によって変化します。地球と金星が太陽を挟んで反対側にあるとき(外合)は、最も遠く、最も小さく見え、満月に近い形になります。地球と金星が太陽を挟んで同じ方向にあるとき(内合)は、最も近く、最も大きく見え、新月に近い形になります。この位置関係を正確に図に描くことが、問題を解くための第一歩ですね。