学校日記

4月22日 2年 音読の効果

公開日
2020/04/22
更新日
2020/04/22

2年

 2年生の児童のみなさん、おはようございます。また、保護者の皆様、いつもお子様の宿題をみてくださり、ありがとうございます。2年生では、ほぼ毎日、国語の教科書を読む、音読の宿題をだしています。2年生の児童のみなさんはスラスラ読めるようになりましたか?読む方も聞く方も、ときにしんどくなるときがあるかもしれませんが、音読学習には、次のような効果があります。

 人間の記憶は、「読めないものは覚えられない」という性質があります。そして、音読には、ワーキングメモリーと呼ばれる記憶力を鍛える効果があります。

ですから、まず音読して読めるようにすることが何においても大切なのです。音読は、国語に限らず英語や算数・数学でも重要で全ての学力の基礎となります。

国語が苦手な人の中には、教科書を読んでいても、内容が全然頭に入ってこないという人がいます(そういう私も、小中学生の頃はそうでした)。読んでいる間に、読んだことをどんどん忘れてしまうのです。これはワーキングメモリーの機能が弱いため、起こる現象です。

穴の空いたバケツに水を入れるところを想像してみてください。たくさん水を注いでも、大きな穴が空いていたら、バケツに水はたまりません。

この場合、注いでいる水が読んでいる内容で、バケツが頭ということになります。

バケツに水をためるためには、穴をふさぐしかありません。音読してワーキングメモリーを鍛えることで、“バケツの穴”は少しずつふさがるのです。

 どれだけ読むことができたか、毎日しっかり取り組めているかを、本来学校で毎日確認しながら、学習していくのですが、残念ながら今はできません。ぜひお家で学習をして、学校再開に向けて準備をしておいてください。先生たちも、みんなと一緒に学習することを楽しみにしています。