学校日記 「きらわく」

3/17 6年生修了式〜校長先生のお話

公開日
2022/03/18
更新日
2022/03/18

校長室

 6年生の皆さん、今、代表の人に、修了証をわたしました。これは、6年生の1年間の学習課程をすべて終えましたよ、という証しです。そして、明日の卒業式では、6年間の全課程を終えました、という「卒業証書」を一人一人渡します。
 「修了証」も「卒業証書」もいわゆる「証書」です。賞状とは違います。「証書」とは、「事実を証明する文書」という意味です。ですから、たった一枚の紙ですが、どうか大切に保管してください。
 また、2名の人に皆勤賞、19名の人に精勤賞がおくられました。本当によく頑張りました。

 いよいよ明日は卒業式です。希望に向けて旅立つ前に、校長先生から最後のお話をします。
 皆さんとは、一年間しか共に過ごすことができませんでしたが、校長先生にとっては、とても長く感じながらも、あっという間に過ぎてしまう、でもしっかりと心に残る一年間でした。毎日とても充実した日々を皆さんと共に過ごすことができたから、そう感じるのだと思います。本当にありがとう。

 ついこの間、4年生の女の子が、校長先生にこんな質問をしてきました。「校長先生って、会うといつも笑っているけど、なぜいつも笑顔なの?」「校長先生は、笑顔が大好きだからだよ。笑顔は自分も周りの人も幸せにしてくれるからかな」と答えました。その子は嬉しそうに「へぇー、そうなんだ」と笑みを浮かべながら頷いていました。

 そこで、今日は「笑顔の力」についてお話をします。
 「笑顔」がもたらす効果について調べてみると、ある人がこんなことを書いていました。その人によると、「笑顔の効果」というのは、ちょっと健康になる、というレベルではなく、科学的に大きな効果が実証されているとのことです。

 1 免疫力がアップする
 2 脳が活性化する
 3 ストレス解消できる
 4 睡眠の質を高める
 5 若さを保つ
 6 幸せな気持ち・ポジティブな気持ちになる
 7 1〜6の結果、長生きできる
 8 好感度が上がる
 9 周りの人も笑顔になる
 10 作り笑顔にも効果がある
 
 以上のように、「笑顔の効果」はすごいのです。校長先生はこれらを知っていたわけではないのですが、長い教員生活、長い人生の中で、「笑顔の効果」を知らない間に味わっていたのかもしれません。だからこそ、素晴らしい「笑顔の力」を信じている自分がいて、無意識にいつも笑顔でいるのかなと思っています。大好きな子どもたちの前では、特にかも知れません。

 先日の校長先生の授業で伝えた「あいさつ」と「素直な心」、そして、今日お話しした「笑顔」の三つを、これからも大切にしていってほしいと思います。一年間、校長先生が見てきた6年生の皆さんなら、きっと大丈夫だと思います。私が校長先生となって初めての卒業生となる、54名の皆さん。これからも、皆さんとの日々を大切な思い出とし、大切な教え子として応援していきたいと思います。

 最後に、校長室での会食後に皆さんに渡した栞の「出逢い」を書いた人、須永博士さんの詩を贈ります。
 明日は、先生やお家の方、そして皆さん自身で、素晴らしい卒業式にしていきましょう。