【『持続可能な行事をめざして』(学習発表会への思い)】
- 公開日
- 2024/01/30
- 更新日
- 2024/01/30
校長室便り
学校教育は、授業や学校の生活が土台部分でしっかりと築き継続していくもの、いろいろな行事は夢の部分で、土台で培ったものをさらに高め豊かにするためのものだと考えます。
コロナ前の学校運営は、「子どもたちのために」という思いで、いろいろなものに手を出し力を入れ過ぎて活動が肥大化してしまい、夢の部分の練習や準備のために多くの労力と時間を費やしていました。その結果、得るものは大きかったですが、その反面、授業や生活の場面で子どもたちや職員に負担をかけすぎていたと感じています。当たり前に感じたことができなくなったコロナ禍に、「今できること」を考え運営してきたこの3年間で、授業や生活という土台を大切にしながら、持続可能な形で夢の部分を作り上げていくことの大切さを学びました。
今回の合唱発表では、「子どもたちの歌がすばらしい」と多くの方に評価をいただきました。子どもたちや職員も大変喜んでいると思います。これは、直前の音楽の授業や学年練習で集中的に練習したことで得られた成果ではありません。毎週金曜日のハーモニータームと日々の音楽の授業を「学習発表会」につなげ「より持続可能な形にしよう」という思いで積み上げてきたからこそ得られた成果だと感じています。
歌を表現する力は来年度にもつながっていきます。子どもたちや職員が今回のことを自信にし、さらに成長した姿を未来につなげていけるように、毎日を大切に過ごしていきたいと思います。