学校日記

8月28日(月) 主体性のある子どもに育てるために【教育講演会より】

公開日
2023/08/28
更新日
2023/08/28

校長室便り

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先週末に教育プロデューサーでメンタルアドバイザーの寺本弘太郎さんの講演「(演題)主体性のある子どもに育てるには〜子どものやる気を伸ばす脳のメカニズム〜」を聞きました。学んだことを2学期からの学校経営に生かしていきたいと思います。ご家庭の子育てにも共通するポイントがたくさんありましたので、一部紹介させていただきます。

◇否定的な表現はNG!
(『〇〇しない』は〇〇をイメージしてしまう。『三振しない』『宿題を残さない』は三振した自分、宿題を残して追われる自分をイメージしてしまう。)

◇やってほしいことを直接表現する!
(『思いきりバットを振っていこう』『早めに宿題をやりきろう』)など、成功したイメージをもたせる表現を使うとよい)

◇モデルを見せて理想のイメージをもたせる!『学ぶ』の語源は『真似ぶ(まねぶ)』
(『あいさつしなさい』よりも『あいさつしている姿を見せる』ことが大切。子どもをたたいて叱って物事を解決すると、解決法は暴力だと学習して、話し合いでは解決できなくなる)

◇脳がうまくはたらくときが成長するとき!
(楽しいとき、安心しているとき、落ち着いているときのように、感情が安定しているときに脳がうまくはたらき、主体性が生まれる。悲しいとき、恐怖感や不安感があるとき、イライラしているときのような感情が不安定なときには脳はうまくはたらかない)

◇子どもの意見を否定しない!
(結果にとらわれることなく、挑戦したこと、行動したこと、自分の意見を言ってきたことなどを認めてもらえると、次からもどんどん挑戦し、失敗してもそこからコツを見つけ、やがてできるようになる)

◇長所を見つけ、本人に気づかせる。またそれを刺激する!
(長所は子どもの個性・強み。それが子どもの自信や誇りになる。短所ばかり指摘していると大人でも長所が見えなくなる)

◇子どもが希望をもてる励ましの一言を!
(親・先生・監督などの大人からの励ましや希望がもてる一言が、子どもの積極的な行動やチャレンジするエネルギーになる。子どもを大切に思う気持ち、『愛』が最後の砦です!