学校日記

12月2日(月)オレンジいろのペンギン

公開日
2019/12/02
更新日
2019/12/02

校長室便り

 12月4日から10日までは「人権週間」です。今日の児童集会では、『オレンジいろのペンギン』という絵本を紹介しました。

 オレンジ色の卵から産まれたペンギンの名前は『ジェイムズ』。やっぱり全身もオレンジ色。とうさんペンギンも、仲間たちもびっくりしましたが、「オレンジ色だって、ペンギンはペンギン。他の子たちとかわりはない!」といって、大切に育てられ、友だちもたくさんできました。他のペンギンから「きみはどうしてオレンジ色なの?」と聞かれると「僕も分からない。でも、この色、すごく気にいってるんだ!」と答えます。
 長い冬が始まりました。ある日やってきた吹雪は何日も続き、仲間が次々と倒れていきます。ペンギン達はもうだめだと思いました。その時、ものすごい風がびゅーんと吹いてジェイムズに積もった雪を吹き飛ばしました。すると不思議なことに、ジェイムズは明るく輝き、ほかほかと周りを温め始めました。「ありがとう、ジェイムズ!君のおかげで助かったよ!」「ぼく、みんなの役に立ってうれしいな…!」周りのペンギン達は、ジェイムズのオレンジ色には、大きな意味があることに気づきます。そして、ジェイムズも自分が周りの役にたったことを喜びます。
お話の最後にジェイムズは「だれもが、何か大切な役割をもってこの世に生まれてきたってこと、わすれないでね」と呼びかけています。

 世の中には、いろいろな人がいて、その違いによって、世界はより豊かに、すてきになるのです。それが、いつ、どこで、どんな時に役立つか、それはわかりません。でも、一人一人の存在自体に意味があるのです。大和東小学校の子どもたち全員が、自分を大好きになって、それと同じように友だちを大切できる子になってほしと願います

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