9月1日(木)2学期始業式「最後まであきらめない」
- 公開日
- 2016/09/01
- 更新日
- 2016/09/02
校長室便り
【2学期始業式】
長い夏休みが終わりました。子どもたちに大きなケガや事故などなく、皆が元気よく過ごし、始業式に集えたことをとても嬉しく思います。
夏休み中にもいろいろな出来事がありましたが、中でも最も盛り上がったのがリオ・オリンピックでした。日本人選手が大いに活躍しました。
2学期の始業式にあたり、オリンピックを話題に次のような話をしました。
<概 要>
オリンピックを見て、特に素晴らしいなと感じたことが三つあります。
一つ目は、「最後まであきらめない」姿です。例えば、女子レスリングでは、伊調選手をはじめ、試合が終わる数秒前まであきらめずに攻め続け、逆転で勝利する試合が続きました。バトミントンや卓球、そして体操の内村航平選手など、いろいろな競技でそうした最後まであきらめない姿が、人々に感動を与えてくれました。
二つ目は、「皆で力を合わせると、大きな力になる」ことです。陸上の男子400Mリレーがそのことをよく表していました。日本人選手には、9秒台で走れる選手が一人もいないのに、4人が力を合わせ、すばらしいバトンパスを成功させ、見事に銀メダルに輝きました。お互いに信頼し合っているからできることです。
三つ目は、そうした活躍の陰には「ものすごい努力・練習」があることです。例えば、シンクロナイズド・スイミングの選手は、一日に12時間も練習したそうです。
さあ、いよいよ2学期です。暑さも次第に和らぎ、勉強や運動に適した季節を迎えます。また、運動会など多くの行事もあります。今言った、「最後まであきらめない」「皆で力を合わせると、大きな力になる」「ものすごい努力・練習」を自分の中に取り入れて充実した2学期にしてください。
<保護者・地域の皆さまへ>
さて、オリンピックに関して、子どもたちに語ったこと以外にもう一つ私が強く感じたことがあります。それは、親(家族)やコーチ(指導者)など選手を支える人の存在の大きさです。
まず選手と競技との出会いは、親がそのきっかけとなっていることが多いようです。また、その英才教育ぶりもいろいろと語られています。コーチの指導力の大きさも改めて思い知らされました。シンクロの井村コーチがその最たるものです。そして、選手たちが口々に親やコーチに感謝の言葉を述べる姿も印象的でした。私たちはオリンピック選手を直接的に育てているわけではありませんが、家庭教育や学校教育の参考になることが、大いにあると思います。
最後になりましたが、2学期も学校へのご支援ご協力をよろしくお願いします。
※3枚目の写真は、合唱部の表彰の様子です。