学校日記

11.30 言葉を大切に!

公開日
2015/11/30
更新日
2015/11/30

校長室

 今日は、人権について子どもたちに話をしました。内容は、次の通りです。
 今週は人権週間です。今日は、人権について考えたいと思います。
 人権とは何でしょう。辞書で調べると「すべて人間は、生まれながらにして自由であり、平等である。人間が人間らしく生きていくために必要な、基本的な自由と権利」と書いてありました。
 先生は、「自分を大切すること。そして、人の気持ちになって考えることができること」ではないかと思います。
みなさんは、相手に失礼な(嫌がる)言葉や行動をしていないでしょうか。そうしたことが、いじめにつながると思います。いじめは、どんな理由があっても、絶対許されません。
 さて、「言葉」について考えてみましょう。
「言葉」はすごい力を持っています。たった一言で相手を傷つけてしまいます。また、逆に人に元気や勇気もあたえることができます。ですから、相手の気持ちを考えて、言葉を遣ってほしいのです。そして、日本語の中で人と人をつなぐとっても美しい言葉があります。それは、「ありがとう」と「ごめんなさい」です。
 人は、一人では生きていけません。支えあって生活をしています。親切にしてもらったり、親切にしたりしたときには、お互い素直に、「ありがとう」の言葉が言えるといいです。また、時には失敗もします。しかし、そうしたときは「ごめんなさい」と素直に相手に言うことで心に伝わると思います。しかし、何度も同じ失敗を繰り返せば、相手の心は深く傷ついてしまいます。
 言葉は、人柄を表すとも言われます。そして、言葉が人格を作るとも言います。また、人は心の中で思っていることが表情や行動に現れるものです。丁寧で温かみのある言葉を遣っていると、必ず周りの人たちから信頼され、表情や行動も穏やかになります。「美しい言葉」を遣い、相手を思いやり、仲良く勉強や生活をして、楽しい学校生活を送ってほしいと思います。
 最後に、先週金田政実先生に「ともだち・じぶん・いのちのはなし」を5・6年生にしていただきました。その中の「ともだち」の詩をみなさんに紹介します。
ともだち  金田政実作
 「ともだちがいるから あいさつができる 
 あいさつをするから ともだちがうまれる
 家族がいるから あいさつができる
 あいさつをするから 家族がうまれる
 あいさつ それは こころとこころをむすびます
 
 おはよう こんにちは はじめまして さようなら
 いってきます ただいま いただきます ごちそうさま
 ありがとう すいません ごめんなさい がんばって
 
 あいさつは たった1秒で言える言葉
 1秒でともだちがうまれ 1秒で家族がうまれる
 いっしょうけんめい1秒
 大切な 大切な ともだちだから」

 今日は、先生の日ごろ思っている人権についてお話をしました。ぜひ、みんなで美しい心を育てていきたいと思います。
 以上の話をしましたが、ご家庭におかれましても、人権についてお子さんといっしょに考え、お話していただけると幸いです。

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