学校日記

10月29日(水)しきたりに込められた思い

公開日
2025/10/29
更新日
2025/10/29

学校の様子

 1年生の学級で、2名の教育実習生が道徳の研究授業を行いました。実習生にとって、中学校での記念すべき人生初めての授業となります。実習生の発問に対し、生徒たちは真剣に考え、発言していました。

 題材は「門掃き」という話でした。京都の街では「門掃き」というしきたりがあります。自分の家の前の道を掃く時に、ついでに「隣の家との境目」も30cmほど掃くのです。隣の方も同じように30cmほど掃くので、その場所はお互いに掃くことになります。

 しかし「隣の家の前」は掃きません。それは、相手がやるべきことをやってしまうことは失礼にあたるからです。『侵さず、侵されず』という親切心について、主人公は家族に教えられます。生徒はこの話を通して、昔からの「しきたり」に込められた思いについて考え、これからの生き方に生かす機会となったようです。