東風日記

6月13日(木)健康メッセージ1

公開日
2024/06/13
更新日
2024/06/13

学校の様子

 今日から毎週木曜日保健委員会による「健康メッセージ」を放送します。
 第1回は、熱中症の基礎知識についてです。
熱中症は、暑い環境によって体温が上昇し、体に熱がこもって起こる症状の総称で、頭痛やめまい、吐き気、筋肉のけいれんなどの軽度のものから、意識がなくなり、死に至る場合もある怖い病気です。
 しかし、正しい知識と適切な行動で防ぐことができます。また、応急処置を知っていれば、命を救うこともできます。
 さて、熱中症は、真夏の暑い日にだけ発生すると思っていませんか?
実は5月以降で、急に気温が上がるころから熱中症は発生しています。
特に今年は、気候の変動が激しく、急に暑さが厳しくなり、体が暑さに慣れていないので、熱中症指数がそれほど高くなくても例年以上に、注意する必要があります。
 熱中症を予防するにはまずは「こまめな水分補給」からです。
人間は体温が高くなると汗をかき、汗を蒸発させて体温を下げています。つまり、汗をかくために、体を動かす前の水分補給が重要です。
 運動するときに限らず、登校前にも、コップ1杯程度の水分を補給しましょう。水分として適しているのは、水、麦茶、スポーツ飲料などノンカフェインのものです。コーヒー飲料などカフェインの入っているものは、利尿作用があるので、熱中症予防にはむきません。
 のどがかわく前に水分はとりましょう。のどがかわいた時点で、体重に占める水分減少率2%の脱水状態になっています。こまめにの間隔は「毎放課」とするとよいです。