東風日記

4月15日(月)みんな違って みんないい

公開日
2024/04/15
更新日
2024/04/15

人権教育

 学校集会での校長講話の一部を紹介します。
 入学式では、新入生代表生徒が誓いの言葉を堂々と述べました。その中で「桜梅桃李」という言葉を取り上げていました。この季節にふさわしい素敵な言葉ですので改めて紹介します。
 桜・梅・桃・すもも。この4つの花はどれもきれいで、とてもよく似ていますが、それぞれ異なる個性を持った植物です。私たち人間も同じ。決して同じ人は二人いません。それぞれが異なる個性を持った別々の人間です。私たちは、違いをきちんと認識し、尊重し合うことが大切です。金子みすゞさんの「みんなちがってみんないい」という詩は有名ですので、皆さんも知っているでしょう。私たちは、ついこのことを忘れ、自分の尺度でものを測ったり、価値判断したりしがちです。自分と異なる考え方を排除したりすることもあります。社会的に問題となっている「いじめ」もこのことに起因するのだと思います。違うことの理解、互いの尊重を心がけたいものです。
 新学期、新しい生活が始まります。悪口や意地悪、いじめのない、安心できる教室を、あなたと、あなたの周りみんなで、お互いを尊重する気持ちを大切にしてつくり上げてください。そして、実りの多い1学期にしてほしいと思います。