東風日記

2月19日(月)恩送り

公開日
2024/02/19
更新日
2024/02/19

学校の様子

 学校集会での校長あいさつの一部を紹介します。
 人から受けた「恩」を、その人に返すのではなく、他の人に回していくことをを「恩送り」と言います。例えば、路肩でハザードランプを点灯させて困っている車を発見。どうやら、側溝に脱輪しているようで、車が傾いている。急いではいるけれど、困った時は、互い様。通りがかりの車が、3台も停車して、みんなでヨイッショと持ち上げる。脱輪した車の運転手は、みんなにお礼を言う。そして「何かお礼をさせてください」と。すると、助けた3人が揃って「なにもいりません。もし、同じように困った人がいたら、その人を助けてあげてください」これぞ、典型的な「恩送り」です。
 能登半島地震の復興支援でも、クルド人のキッチンカーや別府市の無料温泉宅配など、多くの「恩送り」のニュースが取り上げられています。小さな行動でも、一人ひとりの「恩送り」が広がっていったら、誰もが住みやすい、真の意味での豊かな国になることでしょう。東中でもこの「恩送り」の文化が根付いていってくれることを願ってやみません。