10月11日(火)脳科学者による学習の流儀 続編
- 公開日
- 2022/10/11
- 更新日
- 2022/10/11
学校の様子
学校集会での校長あいさつの概略を紹介します。
体育祭、新人戦も終わり、来週は中間テスト。今日は、脳科学者であり、東京大学教授 池谷裕二さんの「学習の流儀 続編」です。
第1条「ながら勉強をしない」
人間の脳は複数のタスクを処理するには多くの時間を必要とします。したがって、ちょっとしたノイズでも本人の予想以上に効率を落とすこととなります。1 スマホの通知をOFFにする 2 TVなどはつけない 3 机の周りに余計なものを置かない
第2条「やる気は迎えに行く」
勉強を始めるときにやる気を出すことは難しいこと。「やる気になったから始める」は卒業しましょう。「やる時間になったから始める。やる気が出なくてもまず始める。やる気は迎えに行く」のです。
第3条「新たな情報はその日のうちに復習せよ」
人間の脳は復習しなければ1日後には74%のことを忘れてしまうと言われています。一気に詰め込まず、間隔を空けて繰り返しましょう。脳は1度だけ体験したことではなく、繰り返し体験したことを長期記憶として保存しようとします。
第4条「毎日少しずつ様々な科目に取り組む」
少しずつ様々な科目に取り組む方が、成績が上になることが実験で証明されています。これは、脳が似たような情報を連続で詰め込むと混乱するためだと考えられています。全く違った情報を少しずつ入手した方が脳は情報を区別し、混乱しないんです。
第5条「1つの情報を様々な方法で学ぶ」
1つの情報、例えば英単語を様々な方法、例えば見る、手で書く、音読する、テストする、お風呂で思い出すなどすることで色々な脳領域を刺激し、情報の定着を促します。脳は新しいことを好む傾向にあります。色々な方法で学ぶことにより、脳に新しい刺激を与えて効果的に学習しましょう。
さらに詳しく脳科学を基にした勉強法について知りたい方は、池谷先生が記された「勉強脳の作り方」をぜひ!