7月4(月)見えない未来を信じる力 その力が明日を変える
- 公開日
- 2022/07/04
- 更新日
- 2022/07/04
学校の様子
学校朝礼での校長講話の一部を紹介します。
土日の市大会、お疲れさまでした。勝ち進んでいる部、これから大会を迎える部、残念ながら敗退してしまった部、状況はさまざまですが、それぞれの課題をあきらかにし、目標をもって、進んでいきましょう。
「目先にすぐ成果が出ないとしても、それはまだ機が熟していないだけだ。タイミングがまだ合っていないだけなのだ。事をあきらめることなく、忍耐強く進めるべき」(日本の資本主義の父と云われる渋沢栄一さんの言葉)
渋沢さんのメッセージから気持ちを持ち直したご自身の経験から、日本ハムファイターズの栗山前監督は、入団選手の1年目のシーズンが終了したときに、必ず全員に「論語と算盤(渋沢栄一著)」を渡していらっしゃるようです。
入団当時、大谷選手の世評は「二刀流は無理」「プロでは通用しない」というものでした。しかし、栗山監督は「人間は、なぜ前例がないものを否定するんだ?」「なぜ見えない未来を、信じようとしないんだ?」と逆に疑問を感じ、批判には屈せず、大谷選手の二刀流を認めて育成にあたります。現在、米国の野球ファンまでが絶賛する大谷翔平選手の功績には、「見えない未来を信じる力」があるからに違いありません。
渋沢さんが活動していた明治維新は、今までの常識が破壊された時代です。不確実性が多く、未来は見えませんでした。しかし、その時代で渋沢栄一は「見えない未来を信じる力」を発揮し、多くの功績を残しました。
コロナ禍では、未来が見えなく不安を感じる人が多いでしょう。そんなときだからこそ、「見えない未来を信じる力」が大事です。それを大谷選手と渋沢さんが我々に教えてくれています。
写真は、7月2・3日の市総合体育大会の様子です。