東風日記

4月25日(月)いじめは絶対に許さない

公開日
2022/04/25
更新日
2022/04/25

人権教育

 学校集会での校長先生のお話の概要を紹介します。
 東日本大震災以降、ほとんど毎日、テレビでACジャパンのCMで流れているもので、詩人で作詞家の宮澤章二さんが作った「行為の意味」という詩の抜粋です。

 行為の意味  宮澤 章二

 −あなたの「こころ」はどんな形ですか
 と 人に聞かれても答えようがない
 自分にも他人にも「こころ」は見えない
 けれど ほんとうに見えないのであろうか

 確かに「こころ」はだれにも見えない 
 けれど「こころづかい」は見えるのだ
 それは 人に対する積極的な行為だから

 同じように胸の中の「思い」は見えない 
 けれど「思いやり」はだれにでも見える
 それも人に対する積極的な行為だから

 あたたかい心が あたたかい行為になり
 やさしい思いが やさしい行為になるとき
 「心」も「思い」も初めて美しく生きる
 —それは 人が人として生きることだ

 「『心』は誰にも見えないけれど、「こころづかい」は見える。『思い』は見えないけ れど、『思いやり』は誰にでも見える。その気持ちをカタチに」 
 
 とても重みのあるすばらしい言葉だと思います。
 悲しみを抱え傷ついている人への「思い」を、私たち一人ひとりがしっかりと胸に刻むとともに、その「思い」をしっかりと形(行動)に表していくことが大切なのだということを教えてくれています。
 いじめは一人一人がもっている人権を侵害するもので、絶対に許されるものではありません。でも、私たちは、知らない間に人の気持ちを傷つけてしまっていることがあるので、注意しなければならなりません。残念ながら昨年も軽い気持ちから人の悪口をSNSにあげてしまったケースが何件かありました。いじめをなくすために、私たちに何ができるのでしょう。何をすべきなのでしょう。できることを考え、積極的に取り組みたいものです。
 西成東部中の全教職員は「いじめや差別は絶対許さない」という強い気持ちで皆さんの生活を守ります。困ったらまずは、先生方のだれでも結構ですので、相談してください。どの先生方も皆さんの話をしっかり聞いてくれます。