12月18日 萩原中学校区人権教育推進事業 教育講演会
- 公開日
- 2019/12/18
- 更新日
- 2019/12/18
いじめ対策・人権教育
本日、屋内運動場で教育講演会を行いました。
講師に動物写真家の小原玲様をお招きして、『命の大切さを考えよう』と題してお話いただきました。
講師の小原様は、報道カメラマンとしてソマリアなどの難民キャンプを回って写真を撮っていたところから、流氷の地へ出かけて360度白い水平線が見える場所で、動物の写真を撮るようになりました。アザラシの赤ちゃんの表情のアップは、見ていた生徒たちが思わず声を出してしまう可愛らしさでした。ご家族と一緒に流氷の地へ出かけて、お子さんとともに五感を思い切り働かせて一面真っ白な世界や、アザラシの臭い、アザラシの体の温かさなどを感じながら「子どもらしい感性」を育てていらっしゃいました。
「何かを成し遂げるときに100点満点はない」「こういうことを言えば大人が喜ぶという感覚にさせない」「自分の頭で考えることをやめない」など、大切なことをたくさん教えていただきました。
中でも、心に残ったのは、「自分の感性を大切にする」「何をやったらいいかは自分で考えるものだ」「スピードは人によって違う、一生懸命やれば、回り道をしても必ずたどり着く」という言葉です。
最後に、人や自然と共生するには、相手が何を望んでいるか、何が好きなのか、自然は何を望んでいるか、何が好きなのかを考えれば自然と答えは出てくる、皆が考えて行動するようになれば、人の大切さ、動物などの生き物の大切さ、自然の大切さが理解でき、『命の大切さ』を考えることにつながることを教えていただきました。