12月9日 指導の工夫
- 公開日
- 2014/12/09
- 更新日
- 2014/12/09
お知らせ
3年生の天文の授業です。地球と太陽と天球の関係は、頭の中だけではなかなか分かりづらいものです。かといって、地域文化広場に見学に行くのもままなりません。それならと、特別教室を暗室のようにして、裸電球と地球儀と反射板の星座を使って「小宇宙」を作ってしまいました。この中で、神様の先生が地球を動かしています。実際の位置関係での朝・昼・夕方・夜、春・夏・秋・冬を示しました。宇宙のずっと上から小宇宙を眺めます。ここにある物はすべて反時計回り。これも、この実験なら実感できます。
また、2年生では電磁誘導による発電を確認する授業です。ここで使うのは、右手の法則です。右手を握ると、親指の向きが磁界の向き、その他の指の向きが電流の向きになるという法則です。そのまま右手で良いのですが、方向を大きく示すために、電流用の指には赤い矢印、磁界用には黄色い矢印を指サックのようにはめます。この矢印がやわらかく作ってあるので、指を曲げると実際のコイルに沿って曲がるようになっています。これで右手の法則を示せば、2方向が一目瞭然。生徒の皆さんからも歓声が上がっていました。
授業を行う上で、教材や教具の工夫は欠かせないところです。美術でも、単にラベルのデザインでなく、「あったらいいな!こんな飲み物」とテーマを決めると、目的をもってラベルを作ることができます。