5月17日 江戸しぐさ
- 公開日
- 2010/05/17
- 更新日
- 2010/05/17
お知らせ
今日は学校集会が開かれました。暑くなってきており、夏服への移行期間になっていますので、ちらほらと夏服の生徒さんの姿も見受けられます。
今日の校長先生のお話は『江戸しぐさ』。今のように便利でなかった江戸時代の、人と人との心のふれあい、お互いが円滑に生活する工夫のお話でした。『江戸しぐさ』には、いくつかあるのですが、その中から代表的なもの3つのお話をしていただきました。『傘かしげ』『うかつ謝り』『こぶし腰浮かせ』雨の日のすれ違いで、傘のしずくが相手にかからないように傘を傾ける心配り、誤って足を踏んでしまったときに、踏まれた方が『こちらこそすいません』と謝る気配り、狭い座席に何人も腰掛けているときに、一人一人がこぶし1個分腰を浮かせてずらして座ることで、もう一人が座れるようになるという心遣い。こういう相手を思いやる気持ちが今中全体に広まるといいというお話でした。江戸時代の心配りが、現代でもとても必要とされていることが分かる、心に染み入るお話をいただきました。