学校日記

3月6日(金)卒業式

公開日
2026/03/06
更新日
2026/03/06

校長室




















北方中学校を巣立ち、新しい世界へと一歩を踏み出すにあたり、ある言葉を贈ります。



「この世で一番大事なことは、自分が『どこ』にいるかではなく、『どの方角』に向かっているかである」これは、アメリカの思想家であるオリバー・ウェンデール・ホームズという人の言葉です。

みなさんはこれから、それぞれ異なる道へと進みます。希望に満ちた場所に立っていることもあれば、もしかすると、不本意な場所に立っていると感じることもあるかもしれません。しかし、これから「どこ」に立っているかは、実はそれほど重要なことではなく、本当に大事なのは、そこから「どの方向」を見据えて行動しているか、また行動しようとしているかです。

たとえ進み具合が遅くとも、たとえ途中でつまずいたとしても、自分で決めた「進むべき方角」さえ見失わなければ、人生は必ず前へと進んでいきます。目的地にたどり着くこと以上に、その方角に向かって誠実に歩み続けるプロセスこそに、真の価値があります。

目標に向かって「どう悩み、どう工夫し、どれだけ自分と向き合ったか」という過程は、自分自身の実力となります。

たとえ、望んだ結果が得られなかったとしても、あきらめずに試行錯誤を繰り返した経験は、心に折れない強さを持てるようになります。

社会に出れば、正解のない問いに直面することが多々あります。そんな時、自分を支えるのは、過去の結果の数ではなく、「あの時、自分はあそこまでやり抜くことができた」という、プロセスを通じて得た「自信」です。

どうか、自分自身が真剣に取り組んだ過程のすべてを、これからの人生の方向を示す確かな道としてください。

これからの将来に、進学や就職といった人生の岐路に立った時、『どの方角に向かっているか』、それが自分のことだけではなく、人の役に立っているのか、人の幸せを願ってのことなのかを自分自身に問い、自分の「心」と向き合い、前に進んでほしいと思います。