1月10日(火)3学期 始業式
- 公開日
- 2023/01/10
- 更新日
- 2023/01/10
今日のワンショット
「夢サミット」の報告会、作文や吹奏楽部の表彰のあと、3学期の始業式を行いました。始業式のあとには、生徒指導担当の先生から、3学期にがんばって欲しいことについてのお話がありました。みんなで協力して、よりよいクラス、よりよい学年、よりよい学校を目指していきましょう。以下は、始業式での校長先生のお話です。
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約2週間あった冬休みも終わり、今日から3学期が始まります。今日、みなさんが大きなけがや病気をすることなく、元気に登校してくれたことをとてもうれしく思います。
この3学期は単に3つめの学期というわけではなく、今年度の総まとめをする学期であるとともに、次年度に向けての準備をする学期です。3年生はいよいよ受験本番ですし、2年生、1年生は次の学年の0学期です。目標もなく、だらだらと過ごしてしまうと大切な1年間が台無しになってしまうので、ここで心機一転して学年最後のまとめをしっかりとして、次の学年につないでほしいと願います。
今年も、1月2日、3日には箱根駅伝が行われました。テレビで見た人もたくさんいるのではないかと思います。今年は、駒沢大学が、2年ぶり8回目の総合優勝を果たしました。しかも、出雲全日本大学選抜駅伝と全日本大学駅伝と合わせて史上5校目の大学駅伝三冠を達成しました。優勝した駒沢大学だけでなく、どの大学も10人の選手の力走、それを支える仲間たちによって、すばらしい大会であったと思います。
その中で、先生が気になった選手を1人紹介したいと思います。その選手は、箱根駅伝、スタートの第1区を、並み居る強豪校を押さえ、独走状態で残り数百メートルのところまで、トップで走りぬいた育英大学の新田颯(にった はやて)選手です。
実は、新田さんは育英大学チームとして、出場したのではなく、関東学生連合というチームの一員として箱根駅伝に出場した選手です。関東学生連合というのは、予選によって大会に出ることができなかった大学の中から、個人成績が優秀であった選手によってつくられるチームです。
駅伝は、10人の選手が、たすきをつなぐ競技です。学生がたくさんいて、選手もたくさんいる大学が有利なケースがあります。
新田さんの育英大学は、4年前にできた大学です。伝統と実績があるところで経験を積むよりも、最初から経験を積める育英大の方が自分の成長つながると思ってこの大学に入学されたそうです。
はじめは、箱根駅伝が目標だったわけではなく、陸上をしていくうちに箱根駅伝という目標を掲げるようになり、せっかくなら箱根駅伝を目指そうということで、1年目から少しずつ段階を踏みながら練習を続けたそうです。出場が決まってからは、「自分自身、無名でやってきた。そういった選手でも箱根を走れるということを伝えたい。」という思いで走り、最後に、「4年間充実した陸上生活だった。本当に人に恵まれていました。コーチや監督、チームのみんなに助けられた」とコメントを残されました。
しっかりと夢・目標をもち、やり切ることの大切さ、人に感謝する素直な気持ちの大切さを、改めて感じさせてもらいました。
1年の計は元旦にあり。みなさんは、2023の夢・目標はもちましたか。3学期も、みなさんが、それぞれの夢・目標に向かってこつこつとがんばり、やるべきことをしっかりやっていくことが、一人一人の成長、クラス・学年の成長、丹陽中学校の成長につながります。一緒にがんばっていきましょう。
最後にお願いです。
3学期も、慌ただしい日が続くと思います。悩みごとや困りごとがあれば、必ず近くの大人や友達に相談してください。一人で悩む必要はありません。人にいじわるをして解決することはないですし、自分の体を傷つけたり、命を粗末にしたりするようなことがないようにしてください。
みなさんのがんばりを期待して3学期始業式の式辞とします。