6月24日 グループを生かした「協同解決型学習」の授業
- 公開日
- 2022/06/25
- 更新日
- 2022/06/25
学校ニュース
本校でご指導いただいている至学館大学大学の鈴木正則教授が、5年生と6年生の各1学級で授業を参観され、その後教師が授業の進め方の助言を受けました。
6年生は「分数÷分数」の単元で、めあては「式を作り、数直線で説明できるようにしよう」という授業を、5年生は「割合を表す小数」の単元で、めあては「数直線、関係図、式に書いて、赤・青・黄色のリボンは、白の何倍になるか説明できるようにしよう」という授業でした。この「説明する」というのがとてもむずかしく、なんとなく数字を当てはめていた子は、「今日のめあては『説明できる』なんだよな〜。う〜ん、むずかしいなあ」と、グループで苦戦していました。
今日は、どちらの学級もグループ活動から「全体交流」へと進みました。各グループのホワイトボードの内容をよく見比べて、考え方の違いや同じところ、より分かりやすい説明を探していました。
鈴木教授からは、「このとき、『ここまでいいですか?』と聞いてくれたのがよかった。そして、そこで勇気を出して『違うと思います』と言ってくれた子がいたおかげで、みーんなが間違えずに済んだね。」とほめていただきました。
「いいかげんに『いいです!』と言っていてはいけないと思いました。『なんかおかしい』と思ったり、分からなかったりしたら、ちゃんと言わないといけない」
これは、5年生の児童の感想です。一人一人が真剣に考えようとする心、みんなで分かろうとする心が、少しずつですが確実に育ってきています。