1月7日 3学期始業式(校長講話)
- 公開日
- 2021/01/07
- 更新日
- 2021/01/07
学校ニュース
明けましておめでとうございます。令和3年の始まりです。
今日は、「はやぶさ2」のお話をします。
夜空に光る星のひとつ小惑星リュウグウに着陸し、岩石を採ってくるという、生命起源に迫る日本の世界的宇宙プロジェクトです。
12月6日、小惑星リュウグウから採取したはやぶさ2のカプセルがオーストラリアに着地し、無事に回収されました。
前回のはやぶさは様々なトラブルがありました。
そこで学んだ失敗を今回のミッションで生かし、ほぼ完ぺきと言えるほどの偉業だそうです。
転んでもただでは起きぬ、たくさんのしかけがあったそうです。
100点満点の10000点です。
プロジェクトチームの方々の記者会見や新聞報道を見ていて、気になった言葉があります。
「今回のことが若い人たちの希望になれば」
「ここから若い人たちが新たなチャレンジをしてくれると期待している」
「大人はすごいことをやっている。とんでもないことに挑戦し、おもしろい未来を作っている。未来には、希望がしっかりあり、大人になることは楽しいことだ。そう子供たちに感じてほしい。」
口々に、これからの世代へ向けて語る姿が印象的でした。
「若い人たち」とは誰のことでしょうか? それは、まさに皆さんのことです。
はやぶさ2はカプセルを地球へ届けた後、地球には帰還せず次のミッションへ向かうそうです。
新たな小惑星の探査予定は11年後の2031年、その頃には皆さんは17歳から23歳です。6年生は、大学を卒業したくらいでしょうか。
夢をはばたかせているみんなの姿が浮かんできます。
みんなの未来のことを考えると、とてもワクワクしてきます。
未来には宇宙開発以外にもどんどん新しい技術が生まれてくるでしょう。
しかし、どんなに技術が進歩してもそれを何のために使うのか目的を考え、より良く使いこなすことは人間にしかできません。
そのためには、しっかり考え、他の人と協力し、最後までやりぬく力が必要になります。
みなさんの「今」の学びが未来へつながるのです。
「大和南の若者よ、夢をもて!!」 そして 「行動あるのみ」です。