大和南小日記

12月4日 人権を考える(人権集会)

公開日
2020/12/04
更新日
2020/12/04

人権教育

 昨日の人権集会の様子です。各学級で話し合って決めた人権標語を代表児童が発表しました。みんなの気持ちを一つにして、いじめや差別のない、明るく元気な学校にしていきたいという思いを改めて強くしました。


 校長先生からは、人権についての話をしていただきました。

今日は、桃太郎のお話から仲間について考えたいと思います。
桃太郎は、猿、雉、犬の3匹を連れて鬼退治に行きます。
木登りが上手な猿、空を飛べる雉、走ることが得意な犬。得意なことがばらばらの3匹です。考えや意見が合わなかったこともあったと思います。
桃太郎は、なぜ、そんな3匹を仲間にしたんでしょう。(JTポスターより)

鬼がいる場所に行くまでに、最初はけんかをしたり、話があわなかったりしたこともあったかもしれませんが、いろいろと話し合ったり、助け合ったりして、しだいに心を開き、違いを認め合うことができ、鬼退治をすることができたんだと思います。
違うから、見える景色や世界、考え方が変わり、発見があります。成長もできます。強くもなれます。

私たちも、周りの人に心を開き、お互いに認め合うことで、一人一人の違いがお互いを高め合えるきっかけになれるといいですね。友だちのすてきな発見、友だちも自分も成長、そしてみんなが強い心に成長してくれることを願っています。


最後に金子みすずの詩を紹介してお話を終わります。

金子みすず 『私と小鳥と鈴と』

私が両手をひろげても、
お空はちっとも飛べないが、
飛べる小鳥は私のように、
地面を速く走れない。
私がからだをゆすっても、
きれいな音は出ないけど、
あの鳴る鈴は私のように、
たくさんな唄は知らないよ。
鈴と、小鳥と、それから私、
みんなちがって、みんないい。