大和南小日記

4月28日 整頓(歯科検診の廊下から見える風景)

公開日
2018/04/28
更新日
2018/04/28

人権教育

 ふれあいルームで歯科検診を行うために、廊下で上履きを脱ぎます。きちんとそろえて上履きが並べられていました。

【南日本新聞コラム 信頼されているから(2014年)】
 高校生の採用予定はなかったけれど、急きょ採用試験をすることにした。会社経営者が語り始めた。ある高校3年生の言葉がきっかけだった。彼は、会社の作業者が給油するガソリンスタンドでアルバイトをしていた。その彼が、社員に「おたくの会社は高卒は採用しないんですか。」と聞いたという。「なぜわが社に入りたいんだろう。」気になった社長は別の社員に聞いてもらった。
 すると、「どの社員の作業車も、道具類がいつも整頓されている。こんな先輩たちがいる会社で頑張りたい」と語ったという。
「高校生が車内の整頓状況を見て、一生の仕事にわが社を選ぶなんて」。社長は心を動かされた。急きょ求人手続きへ。高校生は成績優秀。さらに、話をしてみると、優しい面を知り、社長はすぐに採用することにしたと言う。
 社長は、彼の話を会社の朝礼で紹介した。「誰がどこを見て評価するかわからない。みんなが車内を整頓しているから、高校生にも信頼された。仕事の中身も同じ」と。いつもそんな思いで仕事をしているだろうか。会社の質と信頼度は、こんなところに表れるのかもしれない。

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