学校日記

4/30  「やねよーり たーかーい こいのーぼーり♪」

公開日
2020/04/30
更新日
2020/04/30

豊かな心を育てる(いじめ対策)

 富士小の空を気持ちよさそうに鯉のぼりが泳いでいます。

「鯉のぼり」は、日本の風習で江戸時代の武家で始まったそうです。近代までの日本は、今よりも医療が発達しておらず、乳幼児の死亡率が高かったことが記録に残っています。そのために、授かった我が子が健康にすくすく育つようにと祈りを込めて「鯉のぼり」が誕生したということです。吹き流しは、「子を脅かす悪いものから守ってください」という子どもを想う気持ちから生まれたということです。つまり「魔除け」のためにあるそうです。

 童謡「鯉のぼり」の歌詞の3番には「百瀬(ももせ)の滝を登りなば たちまち竜になりぬべき」(大きな滝を登れば、たちまり竜に変わる)という言葉があります。「鯉の滝登り」「登竜門」ということわざは、立身出世のための関門を中国黄河の上流にある急流「竜門」とし、ここを登り切った鯉は竜になるという伝説になぞらえたものです。この言葉には「志高く、堂々と元気いっぱい活躍してほしい」という子どもへの願いが込められています。

 鯉のぼりの季節。家族の団欒に鯉のぼりの話題を出し、お子さまへの思いを伝えてみてはいかがでしょうか。鯉のぼりのように、富士っ子が健やかに成長していくことを願っています。