11.19 お話の世界はいつも心の中に
- 公開日
- 2024/11/19
- 更新日
- 2024/11/19
校長室
10月17日に絵本作家の中川李枝子さんがお亡くなりになり、29日には、絵本作家のせなけいこさんもおなくなりになったというお知らせに悲しい気持ちでいっぱいです。「いやいやえん」「おばけのてんぷら」など、子どものころから何度も何度も繰り返し読み、そのたびに心がお話の世界に飛んでいくような幸せな気持ちになることができました。先日の三浦昂さんの講演で「自分が思ったことを時々思い出してみることが大切」というお話がありましたが、私にとって本を読むときは、その時の空気感とともに自分の気持ちを思い出させてくれる大切な時間です。あの時の自分がどんなふうで、どんなことを思っていたかも懐かしく思い出し、いつも変わらぬ姿で語りかけてくれる本の登場人物に励まされています。
今はデジタルで何でも記憶できますが、子どもたちには、自分の心の中にたくさんの思い出を残し、時々その思い出を自分で取り出し、浸る時間を残してやりたいと思っています。21日まで「もみじ読書週間」です。本を通して、いつでも、どこでも取り出せる自分の思い出をたくさん心に残していってほしいと願っています。