学校日記

3月19日(火)卒業式校長式辞

公開日
2024/03/19
更新日
2024/03/19

校長室より

 暖かな日差しに春の訪れを感じる今日この佳き日に、ご来賓の方々にご臨席を賜り、第七十七回卒業式を挙行できますこと、本校職員にとって大きな喜びであり、誠に感謝申し上げます。
 大志小学校を巣立っていく47名の皆さん、卒業おめでとうございます。皆さんは6年間で、立派に成長しました。この6年の間には、楽しいこと嬉しいことばかりでなく、つらいこと苦しいこともあったことと思います。特に3年生から5年生にかけては、コロナ禍でやりたいことをがまんすることも多かったことでしょう。しかし皆さんは楽しさややりがいを自分たちで見つけ、充実した学校生活にしようと努力しました。6年生、最後の1年は、委員会活動をはじめ、学校のためみんなのために活躍する姿が学校中にあふれていました。行事のときには、準備や片付けに率先して取り組んでくれ、下級生のお手本となる、すばらしい最上級生だったと思います。特に入学したての1年生のお世話をしたり、一緒に掃除をしたり遊んであげたりする姿は、学校を訪れた方の多くの方の目にとまり、賞賛をいただきました。そんな皆さんは私たち職員の自慢の6年生です。
 さて、今日卒業を迎えた皆さんは、4月からは中学生になります。そして数年先には高校、や大学へ進んだり就職をしたりします。現代は変化の激しい時代であり、多様性の時代です。これからの時代を生きる皆さんには、型にはまらず、しなやかに考え、身につけた知識やスキルを活かしてチャレンジすることが求められます。人生には、新しい出会いや発見がつきもので、選択と判断の連続です。よりよい答えを導き出そうとしたり、新しいことに挑戦しようとしたりすれば、選択や判断に迷い悩むこともあるでしょう。そんな時こそ人は成長しているときだと私は考えます。一人で答えが出せないときは、周りにいる仲間、家族、先輩や先生の考えを聞いてみましょう。本や歴史の中に答えがあるかもしてません。
「失敗や挫折を経験したことのない人は、何も新しいことに挑戦したことのない人だ。」
 物理学者のアインシュタインの言葉です。挑戦しないことこそ一番の失敗だ、ということです。10年後、20年後に、皆さんが世の中で活躍している姿を想像すると、ワクワクします。ぜひ、皆さんの手で未来を切り開いてください。
 最後になりましたが、保護者の皆様には、心よりお子さんのご卒業をお祝い申し上げるとともに、本校の教育活動にご理解とご協力を賜りましたこと、職員一同を代表しまして厚く御礼申し上げます。
 伝統ある大志小学校で、輝かしい活躍をしてくれた卒業生の皆さん。皆さんの前途に、幸多からんことを祈って式辞といたします。

令和6年3月19日 一宮市立大志小学校長  柴田寿光